産官学連携プロジェクトで企業と連携して商品企画・開発に挑戦!

E.M さんライフデザイン学科 1年生

2016年02月15日更新

Q.あなたが大学生活で力を入れて取り組んでいることを教えてください。

A.「産官学連携プロジェクト」という授業です。私が携わったプロジェクトは、株式会社京都西川と連携し、「商品の企画やデザイン開発のプロセスを実践的に学ぶ」といった内容のものです。前期では、京都西川から提示された「働く40代女性のための寝具」をテーマに、具体的にどのような寝具にするかという方向性を探りました。後期では、企画開発アイテムに決めた布団のカバーリングのデザイン・配色・生地を考え、先方にサンプルを作成していただきました。開発途中では本社に訪問させていただき、組織体系や販売経路、製造工程など寝具についての多くのことを学びました。

Q.その活動に挑戦しようと思ったキッカケ・理由を教えてください。

A.1年次前期の授業選択で社会経験ができるもの、自分の成長に繋がる授業を探しており、目に留まったものが「産官学連携プロジェクト」でした。授業という形で実際に社会人の方々と交流ができ、他学科の学生とグループワークもできるという点にとても魅力を感じました。

Q.その活動で特に印象に残っている出来事やエピソードを教えてください。

A.本社に訪問した際、企業担当部署の方々から「商品を作る際に絶対に譲れないもの」を教わりました。それは、「信用・信頼・品質」です。商品開発はそれを踏まえた上で、洗濯がしやすかったり、長く使えたり、今までとは少し違ったデザインなどの要素を取り入れることが必要になるので、とても難しかったです。寝具に関する知識も浅いので、たくさんの資料を調べました。1つの商品を作ることは、自分で思っていたよりもずっと難しいという事が分かりました。

Q.その活動を経験していくなかで自分自身が変わったこと・成長できたことがあれば教えてください。

A.初対面の方々と話し合いながら進めていく授業なので、コミュニケーションの練習ができ、自分でも積極的に話せるようになりました。また、自分たちの考えた商品企画を社員の方々の前でプレゼンテーションさせていただく機会もあり、社会人としての礼儀マナーや敬語の使い方が身についたと思います。プレゼンテーションについては課題や改善点はあるものの、多少失敗しても、次に生かそうと思えるようになり、良い経験ができたと思います。

Q.今後、チャレンジしたいと思っていることや、上記の活動以外に力を入れている活動を教えてください。

A.産官学連携プロジェクトの他に、「ユニバーサルデザイン研究会」という団体で、右京区のユニバーサルデザインマップの作成を行っています。高齢者、障がいをもつ人、幼い子どもなど、すべての人が気持ちよく右京区の街を利用できるように、必要な情報を載せたユニバーサルデザインマップを制作したいと考えています。

Q.高校生に向けてメッセージをお願いします。

A.本学では、企業や地域社会の方々と関わることができる授業や課外活動がたくさんあります。自分の能力を生かしたいと思っている人や、企業や地域社会の方々と関わりを持ちたいと思っている人には、とても良い経験ができる場が用意されていると思います。自分の努力次第で、大きな達成感や感動を得ることができるので、ぜひさまざまな活動に挑戦してほしいと思います。頑張ってください!