平成28年3月23日(水)
各大学で、学位授与方針として全学あるいは学部・学科ごとにディプロマ・ポリシー(DP)が掲げられています。DPルーブリックは、授業評価で使うルーブリックのように、DPの各項目の達成度を複数段階(たとえば5段階)で言語表現したものです。本学のキャリア形成学科の2年生(回収率92%)と4年生(回収率83%)が、学科で作成したDPルーブリックを見て達成度を自己評価し、DPの達成で役に立った科目と役に立った点を自由記述して提出しました。分析の結果、学科で目標と定めている達成度に到達していないDP項目も見出され、学科でコア科目と位置づけている科目を学生もDPの達成で役だったと自己評価していることが分かりました。また、DPルーブリックの評定値とGPAとの間に関連性がある傾向が見受けられました。DPルーブリックを使った調査結果を、学科会議、FD・自己点検評価委員会で報告・議論しました。
今後もDPルーブリックを使って、学科の人材養成目標の達成状況を把握する間接評価指標としての有効性を検証するとともに、組織的な教育改善の資料や在学生の個別の履修相談、進路相談等の資料として活用する可能性を調査していく予定です。