キャリア形成学科 2015年3月卒業生 内定先(2014年12月19日現在)
- ANAクラウンプラザホテル京都
- 旭商工(株)
- 近畿日本ツーリスト個人旅行(株)
- エムケイ(株)
- システック(株)
- デュプロ(株)
- 京都武田病院
- (株)ジェイアール西日本デイリーサービスネット
- セコム(株)
- 野村證券(株)
- (株)ファミリーマート
京都光華では、授業以外でも、さまざまなかたちで学生の学びや進路決定をサポートしています。皆さんは、就職活動にあたって女性キャリア開発研究センター、就職支援センターを活用しましたか?
私は大いに活用しました。3年生になった4月、インターンシップの説明会に参加したのをきっかけに、ことあるごとに女性キャリア開発研究センターを訪れて、社会人になるためのさまざまなスキル・心構えを学び、さらに就職活動がはじまってからは、就職支援センターにも足しげく通い、相談に乗ってもらいました。とりわけエントリーシートの書き方を綿密に指導してもらったのが、ありがたかったです。年が明け、就職活動が目前に迫ってからは、ほとんど毎日のように顔を出していましたよ。
私もH.Wさんと同じ。エントリーシートの書き方について、とても熱心に指導していただきました。
そうそう。私は特に日本でのエントリーシートの書き方、面接の受け方、すべてがわからなかったので、書き方指導だけでなく、面接の練習にも付き合ってもらいました。本当に心強かったです
インターンシップが終わった後、女性キャリア開発研究センターの職員の方に、「インターンシップで経験したことをまとめなさい」と言われたんです。その時は、正直なところ「面倒だなあ」と思いながら言われた通りにしたのですが、数ヵ月後、エントリーシートを書く際、まとめた資料がとても役に立ちました。「あの時、きちんと指示に従って書いておいてよかった」と感謝しています。
熱意あふれる職員の存在も、京都光華の強みですね。社会人になるための準備は1年生のから積み重ねていくことが大切です。本学には、就職活動を全面的にサポートする就職支援センターと、大学生活を通じて学生が自分のキャリアを考え、成長できるよう、インターンシップやボランティア活動等の機会の提供と資格取得を支援する女性キャリア開発研究センターがあります。採用試験では、大学時代に何を経験し、どんな力を身につけたのか、何を学びどのように成長したのかが問われます。就職活動の間際になって大学生活を振り返り、何も取り組んでこなかったことに気づいても、取り返しはつきません。4年間の大学生活で学びや成長につながる経験をしたのか、それを書類や面接などで他者にきちんと伝えられるか。就職活動の成否はこの二点にかかっているといってもいいでしょう。ぜひ早いうちから両センターを活用してほしいですね。
国際交流センターなど留学生に対するサポートが手厚いのも、私たち留学生にとってはとてもありがたいですね。国際交流センターでは、日常生活で困ったことなど、どんなことでも相談に乗ってくれます。また時には、留学生や日本人学生との交流をはかるイベントが開催されることもあり、留学生の拠り所になっています。
希望の就職先をつかみとった皆さんから、大学生活の過ごし方について、後輩にアドバイスをお願いします。
キャリア形成学科は、「プロジェクト科目」をはじめとして、企業や行政、地域と協働して商品開発や事業に挑戦するなど、企業や社会と接点が多いのが特長です。企業とコラボレーションするなんて、他ではなかなか経験できないこと。ぜひこうしたユニークな科目にも積極的に挑戦してほしいですね。加えて、ディスカッションやプレゼンテーションの機会も豊富です。私はもともと人前で話すのが苦手だったけれど、授業でプレゼンテーションを何度も体験するうちに、皆の前でもわかりやすく、堂々と話す力が鍛えられました。また、就職先を決める前に、ぜひインターンシップへの参加をお勧めします。インターンシップで、仕事の内実や会社の雰囲気を自分の目で確かめ、「本当に私が希望している会社・業界でいいのかな」と考えることが、失敗しない就職先選びにつながると思います。
「ICT演習」や「ビジネス演習」といった演習科目も充実していますよね。私は、何でも構わないので、「これをやり遂げた」と自信を持って言える何かを究めることをお勧めしたいです。私自身は、大学に入学する前から「国内・総合旅行業務取扱管理者」の資格を取得しようと決めていました。その目標を達成したことが大きな自信になりました。
留学生が日本の企業に就職したいなら、できるだけ早い時期から進路について考えはじめることが大切だと思います。そのために私も参加すればよかったと後悔しているのが、インターンシップです。また企業説明会などに積極的に参加し、自分の将来をしっかり見極めてほしいですね。
キャリア形成学科では、最初は広い間口から学びに入って視野を広げ、その中から次第に自分の関心を絞り込んでいけるようカリキュラムを編成しています。さまざまな学びに触れる中で自分の適性ややりたいことを見つけ、キャリア形成を確かなものにしていってほしいですね。
先生と学生との距離が近いところも、キャリア形成学科の魅力ではないでしょうか。1年生からはじまるゼミは少人数制。先日も1年生のゼミを担当いただいた酒井 浩二先生(キャリア形成学科 教授)に、「どう、がんばってる?」と声をかけられました。先生との距離が近いので、わからないことも気兼ねなく質問でき、安心して学ぶことができます。ゼミの先生は、特に親身になってくださる存在。勉強のことだけでなく、インターンシップのことや、就職活動についても相談に乗ってもらいました。
私もそう思います。実は私、ある企業の最終試験まで進んで、最後に落ちてしまったことがあるんです。落ち込んでいた私を見かねて、ゼミの先生が慰め、励ましてくれました。そのおかげで「まだ終わりじゃない、がんばろう」と思うことができました。
最後に卒業後の意気込みを聞かせてください。
最初にお話ししたように、証券取引は変化の激しい世界ですが、自己研さんを怠らず、そうした変化にしっかり順応していくつもりです。将来は、お客さまに信頼され、「H.Wさんでなければ」と選んでいただける営業担当者になりたい。結婚や出産を経てもずっと働き続けたいと思っています。
私も、いつかお客さまに指名していただけるようになるのが、目標です。「旅行」という形のない商品を扱うためには、もっともっと幅広い知識が必要です。これから先もずっと勉強の連続だと覚悟しています。
私も同じ気持ちです。アルバイトをしていた時、本部の社員の方の対応に感動したように、私もいつか加盟店の方々に信頼される社員に成長したい。そして将来、日本や地元中国だけでなく、世界各国のファミリーマートで働くのが夢です。
皆さんの意気込みには、人と「信頼関係を築く」こと、それから「勉強し続ける」こと、この二つが共通するキーワードですね。「勉強」と聞くと、誰かに強制的にやらされるというイメージを持つ人が多いかもしれません。しかしこれから求められるのは、誰かに押しつけられるのではなく、自ら目標を設定し、それを達成するべく主体的に学び続けること。時代や社会の変化とともに、皆さんの働く環境や生き方も変わっていくことでしょう。どんな時も、しなやかに、たくましく社会で輝ける女性になってもらいたい。皆さんの今後の活躍を心から楽しみにしています。キャリア形成は、一生続くものです。卒業後も機会があれば、近況報告や相談に大学を訪れてくださいね。