キャリア形成学科の学び

女性エンパワーメント科目とは

平成27年8月「女性の職業生活における活躍を推進する法律(女性活躍推進法)」が成立しました。(28年4月1日施行)

今まさに、女性の力が期待されているのです。

 成熟期を迎えた日本経済は、成熟期に相応しい成長戦略の推進と働く個人を思いやる「働き甲斐のある環境」が整えられていくことでしょう。

 その中にあって、女性の感性は、製品開発やサービスの創造など、その活躍の可能性は限りがありません。

また、女性の感性は、人間関係を円滑にし、風通しのよい、発言しやすい社会の構築に貢献します。風通しのよい社会は、働き甲斐のある環境につながります。

「女性が働く」ことを徹底的に追求する観点から京都光華女子大学キャリア形成学部では、全国に先駆け、女性特有の能力を磨く科目を「女性エンパワーメント科目」として再構築しました。

エンパワーメントとは、人びとに希望を与え勇気づけ、本来持っている素晴らしい力を湧き出させることです。女性が生まれながらに持つ「女性らしい感性」を、女子大学ならではの環境と方法で磨き、「生涯を通して働き続ける力」として成長させることが、「女性エンパワーメント科目」の目的です。

諸先輩の生き方・働き方を学び、社会で活躍するために必要なマナーや資格を自信につなげ、生涯にわたって自分の職業人生を展望できる力を身につけます。理論と実践により自己開発し、生きる喜び、人生を楽しむ術を追求する力を定着します。

男女雇用機会均等法が制定されて30年。これにより女性の活躍の場は拡がり始めました。しかしそれは序章であり、まさに今が、女性活躍・大躍進の好機です。この機会を逃すことなく、多くの学生を生涯にわたり活躍する女性として、社会に送り出していきたいと思います。

キャリア形成学科 吉田咲子