「光華こどもひろば」に続けて参加して下さっている3組の親子が、1年生「乳児保育」の授業に来てくださいました。Aくん(1歳7ヶ月)はお母さんの横でおもちゃで遊んでいます。Cくん(2歳5ヶ月)は長い紙テープをもって嬉しそうに走っています。Fくん(6ヶ月)は腹這い姿勢になったりお母さんに抱っこしてもらったりしてご機嫌です。1年生は光華こどもひろばで保育スタッフをしているので、すでに出会っている親子です。この日は親御さんのお話をゆっくりと聞かせていただきました。

栄養状態に気をつけて過ごした妊娠期間、おなかの中で胎児が動く様子、おなかが大きくなって靴を履いたり頭を洗ったりといった姿勢をとることが難しくなったこと、腰が砕けるような痛さの陣痛を越えてやっとわが子と出会えたこと、これらの内容は、多くの学生にとっては初めて耳にすることです。生まれてからは泣いては授乳するという赤ちゃんの生活になじむのに日にちがかかったことなど、戸惑いもお聞きしました。家事をしながら、また上の子の気持ちを尊重しながらの育児は大忙しで、離乳食をあまり食べなくて悩んだことなど、大変な苦労の日々の様子を親御さんはお話しされました。それでも、時折子どもと目を合わせてはうなずいて答えてあげるお母さんの姿も見られました。

1、2年生を対象に行っている子育て交流会は、4回を重ね、学生にとって子ども理解、保護者理解を深める有意義な機会となっています。今回も右京区まちづくり支援事業の一環として行いました。