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もみじプロジェクト(シカ被害対策プロジェクト)

右京区の鹿被害対策のひとつとして、鹿肉の利用や普及活動があります。
本プロジェクトでは、大学生を中心に、環境学習や鹿肉普及促進(メニューコンテストや商品開発など)に取り組んでいきます。

カテゴリー:平成25年の実績

京・しかミーツ エコしかクッキング開催!

2014.03.04

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おいしい鹿肉料理を一般の人にもっと知ってもらおうと、食のあじわい館にて「エコしかクッキング」を開催しました。

鹿による環境問題セミナーと、家庭でも作れる手軽な鹿肉料理講習会です。鹿との関わりが初めての人から、鹿肉が大好きな人まで総勢24名の参加がありました。
京しかミーツが主催する初めての講習会!学生が主体となって、受付から司会進行、調理実習の仕込みや試食分の調理を担当しました。

 

最初は、環境学がご専門の高野先生によるミニセミナー「深刻化するシカ被害」です。ニホンジカの生態や特徴についての説明や、鹿被害による森林体系の変化を写真を交えて講義してくださいました。おもしろおかしい鹿クイズもあり、「鹿」の文字が含まれていることわざは??という問題には、一同頭をひねっても出てこない難しさ。答えは、「鹿を追う者は山を見ず」、「鹿を指して馬となす」でした。へぇ~!

 

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続いて本学客員教授、藤本喜寛先生による春のお手軽クッキング! メニューは「鹿肉のあっさりポン酢生姜焼き」、「鹿肉のソテー・甘酸っぱいベリーソース添え」、「鹿肉とカシューナッツの炒め物」の3品です。さすが藤本シェフ!料理のことはもちろん軽快なトークも絶好調で、笑いもとりながら興味を一挙にひきつけました。当日仕入れた鹿肉(美山産)も鮮度抜群で、牛肉にも劣らないクオリティーです。どれも彩りよく仕上げられ、おいしそー!の感嘆の声があちらこちらから。料理はほんのひと手間でおいしさが全く変わるという、目からうろこのデモンストレーションでした。

 

実習は鹿肉のソテー・ベリーソースを実施しました。あらかじめマリネードしたものを、やさしくフライパンで焼き上げました。ソースはデミグラスソースとマリネ液を合わせて味を調え、ブラックベリーやラズベリーなどの酸味のきいたフルーツを組み合わせた、見た目もキュートな一品です。
学生も参加者の方々とコミュニケーションを取りながら、楽しく調理できました。試食には、学生が朝から仕込みをして作ったカシューナッツ炒めと、生姜焼きも提供し鹿肉三昧です!「鹿肉って初めて食べたけど、おいしくて癖になりそう!」、「簡単なので、家でもやってみます!」など、鹿肉の芳醇な香りとジューシーさ、柔らかな食感で、私たち全員鹿肉の虜に!!

 

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最後に、たくさんの鹿肉に対する意見や質問が寄せられましたが、一番多かったのは「どこで買えるの?」です。市場では、なかなかお目にかかることはありません。今回は猟師さんのいる美山の江和ランドさんで購入しました。シェフも、こんな新鮮な鹿肉を見たことがない!というお墨付きです。おいしいお肉をいただけてありがたい限りです。

 

今回、開催にあたって右京区役所の方々、先生方、そして、食材やたくさんのお土産をご提供してくださったMCC食品さん、尾家産業さん、ニチレイさんどうもありがとうございました。おかげさまで、評判上々大好評、エコしかクッキング第二弾もご期待ください!!

 

京・しかミーツ 栗尾トンネル開通式に出店して

2013.12.21

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平成25年度右京区まちづくり支援制度の一つとして採択された「京・しかミーツ」では、京北地方の鹿肉利活用のため、学生が集まって昼夜レシピを開発しています。

今回、西の鯖街道と言われる美山・小浜へ向かう周山街道の難所、栗尾峠にトンネルが開通するとのことで、右京区役所より京北トンネル開通祝賀イベントの出店依頼が舞い込みました!

 

冬の寒さが厳しい京北町、鹿シチューや鹿おむすび、鹿汁などを考案していましたが、夏休みから何度も試作を繰り返して作った「鹿パイ」を売り出すことになりました。
その名も「京・しかミーツパイ」!
鹿が日頃食べている食材と一緒に調理すると美味しいという話を聞いていたので、鹿が食べているかもしれない(?)木の実や果実などを組み合わせてみました。味は「トマトピーナッツ」、「クランベリーチーズ」、「カレーレーズン」の3種類です。

 

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トンネル開通式前日、授業後の調理室で鹿パイ作りに取りかかりました。メンバーそれぞれ、各味に分かれて調理を開始!鹿肉の下茹でから始まり、セロリや人参をみじん切りにしたり、玉ねぎをじっくり炒めたり、ワインで煮込んだり、鹿肉の特徴を活かし時間をかけて調理していきました。
衛生面に気を配りながら、かつてこんなに集中したことがあったのだろうか?と思えるぐらい、真剣にパイを包みました。出来上がった京・しかミーツパイはつやつやとして、バターの香りでとってもおいしそう!明日の開通式の成功を願いつつ、準備を終えました。

 

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そして、開通式当日。京都市長をはじめ、地域の方々がたくさんお見えになり、かぶら鍋や鴨団子、カレー、お寿司、ロールケーキなど、京北地域の特産物を取り入れたブースが多数出店していました。鹿ステーキや猪鍋のふるまいもあり、イベントは大盛況。他のブースに負けないよう、学生たちは鹿の角のアクササリーをつけ、真っ赤な光華ジャンパーを着用して呼び込み開始しました。
ポスターを持って営業に行き、「鹿パイいかがですかー!!!」との宣伝で瞬く間に売れ始めました。あれよ、あれよと飛ぶように売れ、なんと、100個作ったパイも1時間半で完売!
みなさん、ありがとうございました。

 

テレビ局の取材も受け、たくさんの方々に鹿パイをアピールできたと思います。鹿に興味のなかった人が鹿料理と接し、環境問題について考えてもらえるようになってこそ、成功です。
今回の出店で反省もありました。今後もこの経験を活かして活動範囲を広げ、鹿肉普及のために「京・しかミーツ」一丸となって頑張りたいと思います。

文:京・しかミーツ 芝

京・しかミーツ フィールドワークに行ってきました

2013.10.26

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先日行った鹿の生態学習を踏まえて、京北町宇津地区へ現地調査に行きました。京北町は右京区の北にある山々に囲まれた自然豊かな場所です。
近年、鹿の被害が酷く、現地農家の方は頭を悩ませています。
今回は鹿の生息地や農作物の被害現場を歩き、区長さんのお話を伺ってきました。

まず、宇津地区の農家さんから鹿の被害を伺いました。

 

夕方ごろになると、ぴょんぴょん飛び跳ねて山から農地へ作物を食べに来るそうです。鹿が年々増加しているので、農作物の被害も大きくなっています。毎日せっせと育て、収穫を楽しみにしていた作物が、次の日の朝になると根こそぎなくなっていることもあるそうです。何度もそのようなことが続くと、仕事をする気力も失せていくとおっしゃっていました。

被害を少しでも食い止めるため、畑のいたる所で電柵が張り巡らされていました。 周辺を歩いて回ると、鹿の足あとや糞があちらこちらにありました。さらには、罠に引っ掛かって死んだ鹿の骨も!鹿問題を本当に身近に感じました。

そして、区長さんより宇津地区の鹿被害の実態を伺いました。鹿は年々増加し、米、野菜、庭木、樹木などあらゆる植物を食べるようになり、特に野菜は億単位の被害となっています。

 

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鹿だけでなく、カラス、ハクビシン、アライグマなど有害鳥獣が異常繁殖して農林業の食害が大きくなっているとの事でした。
生態系が崩れ、山野の原風景も変化しているのは確かです。現地の方々の話を聞いていると、有害鳥獣の被害に心底悩んでおられる様子でした。異常繁殖している鹿を減少させるためには、個体数を減らすのが一番とおっしゃっていました。

 

鹿は野生で、自然のものを食べているため、牛や豚、鶏と違って化学飼料で育っていません。また、そんなにクセもなくヘルシーで、美味しく食べられます。ヨーロッパでは高級食材として大変親しまれています。現地の人の意見を聞き、鹿肉料理を普及させて、環境問題が少しでも改善できるように活動していきたいと思いました。
フィールドワークをコーディネートして下さったNPO法人フロンティア協会さん、どうもありがとうございました。

京・しかミーツ勉強会をおこないました

2013.10.16

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右京区の鹿被害対策(もみじプロジェクト)との連携事業でもあり、右京区まちづくり支援制度に採択された「京・しかミーツ」
今回はその一環として鹿の生態を勉強しました。鹿肉料理を普及することだけを目的とした会ではなく、鹿をどうして食べなければいけないのかについても考えています。

鹿は日本全国各地の森林に生息しています。鹿を捕食していた動物であるオオカミが絶滅して以来、鹿の数は増加の一途をたどっています。

 

さらに、高齢化による猟師の減少、温暖化による生存率の増加、食物量の増加に伴って鹿密度が過剰となっています。その結果、生態系ピラミッドが崩れ、様々な影響が出始めました。農作物の被害や交通事故の増加、ササや稚樹の採食による森林更新の悪化、さらには世界遺産を食い荒らし、森林の草原化が進んでいます。

 

そもそも、人間が家畜保護のためオオカミを駆除し、戦後の宅地開発や森林伐採をすることで森林を草原化し、鹿にとって快適な環境を作り出しました。こうした被害をもたらすきっかけを作りだしたのは私たちなのです。

 

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「京・しかミーツ」では、それらの問題がどのような経過を辿って今日の被害をもたらすことになったのか、どうすれば鹿密度を適正にすることが出来るのかを考えています。自然の成り行きに任せるのではなく、生態系プロセスが崩れている今、人為的に介入していく必要性があると考えています。駆除した鹿を有効利用するため、鹿肉を普及し、環境問題を身近に感じてもらえるようになればと思っています。

 

サークル「京・しかミーツ」で試作

2013.09.11

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もみじプロジェクトの一環で活動を行っているサークル「京・しかミーツ」のメンバー7名(本学ライフデザイン学科)で鹿肉を使って試作をしました。

今回、滋賀県日野町の猟友会からロースともも肉を各1kgを購入し、塊をさばきながらミンチにしたり、スライスにして料理をしていきました。

 

参加者全員、鹿肉調理初体験でしたが、鹿肉ロール、鹿ミーツパイ、鹿塩麹カツの3品を試作し、みんなで試食しました。

 

鹿肉は鉄分が豊富で脂肪分が少ない大変ヘルシーなお肉で、ロース肉はもも肉より軟らかく、鉄分の多い味がするものの、大変おいしく食べることができました。

調理法によっては牛肉にも劣らない味だと思いました。

 

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その中でも、塩麹に付けた鹿塩麹カツは柔らくてとても美味しかったです。
また、しかミーツパイも鹿肉のクセを感じさせず、子どもでも食べることができる一品になりました。

学園祭にて、手軽で食べれるスナックの一品になりそうです!
ご期待ください!

プロジェクト開始

2013.04.03

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4月初旬、右京区の方々と本プロジェクトについての会合をもち、鹿の被害をはじめ、プロジェクトの主旨をお伺いしました。
大学から発信できる鹿肉の普及活動として、本学ライフデザイン学科でフード分野を学ぶ学生による鹿肉料理コンテストの企画や、学園祭での鹿肉販売などを計画しています。
この活動を通して少しでも鹿被害を少なくし、若い世代の鹿肉への認知度を向上できればと考えています。

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