ニュース

教員コラム

学科教職員向けの学内研修会を開催!

健康栄養学科では、今年度より学科教職員に向けた学内研修会を開催しています。

komatsu第1回目の研修会として平成28年4月13日(水)、日本栄養士会会長で同志社女子大学教授の小松龍史先生をお招きし、これからの栄養士教育の在り方についてご講演いただきました。ご講演の中で先生は、終末期の患者さんを例にあげ、「栄養の指導」が「代謝への介入」であることを示し、栄養士・管理栄養士は、代謝だけでなく食を通してサポートすることのできる人の人生に寄り添った専門職であると説明されていました。また、専門職として倫理観をベースにした行動をとることが大切であるとおっしゃっていた点が印象的でした。


yone第2回目の研修会は平成28年5月19日(木)、近畿大学農学部食品栄養学科教授の米谷俊先生をお招きし、「機能性食品」をテーマにしてご講演いただきました。特に地元奈良の特産の柿を取り上げて、柿ポリフェノールをSHRSP(糖代謝異常を併発する高血圧自然発症モデル)に投与した場合の血糖上昇抑制作用について、ご自身の研究と産学連携の事例としてお話いただきました。昨今、産学連携の取り組みとして、企業と連携した研究・教育活動が多くの大学で実施されており、今後、本学科でも取り上げていきたいと思います。


当日は、学内教職員だけでなく非常勤の先生方の参加もみられ、活発なディスカッションがなされ有意義な研修会となりました。今後も、定期的に学内研修会を開催していきます。


(文責:古川曜子)