京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 「女性のキャリアデザイン」の学外講師による授業第6回を受講して ライフデザイン学科1年 M.W

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「女性のキャリアデザイン」の学外講師による授業第6回を受講して ライフデザイン学科1年 M.W

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12月11日(金)「女性のキャリアデザイン」の授業において、京都で80年の歴史がある「都雅の宿 旅館あづまや」の女将(おかみ)でいらっしゃる瀬川万迪美(まゆみ)先生にお話を聞かせていただきました。


先生は29歳から女将をなさっていて、現在は京都市内20数件の旅館の女将の集まりである「京都みやこ女将の会」の副会長もされていて、その会の活動の一環で京都のバスツアーのコース企画や案内もされています。


career6_2今回は女将という仕事のやりがいや、京都の魅力についてお話しいただきました。来年、就職活動を控えている私たちに人生をすばらしく生きるためのメッセージもいただきました。私は女将という職業は、女性の憧れだと思います。おもてなしがしっかりしていて、品があって日本らしさがつまっていて、見ているだけでホッとします。しかし実際女将の1日のスケジュールは、休憩する時間もないくらいハードで忙しいそうです。とても忙しい中、お話されているときに感じた落ち着いた雰囲気はどこから来るのだろうと不思議に思いました。


大変なこともたくさんあるそうです。しかし「それに背を向けてはいけない、自分と向き合うしかない」とおっしゃっていました。これを聞いたとき、私は忙しいときほど自分と向き合えていないことに気づきました。やらなくてはならない用件ばかり考えてしまい、他の事に目を向けられず1人イライラしてしまうことがありました。まわりのことを適当に片づけてどんどん悪循環していくので、自分と向き合ってリラックスする時間はとても大切だと思いました。私も先生のように大変なことが起きても、逃げずに解決できる大人になりたいと思いました。私たちはこれから仕事をしていく中で忙しくなっていきますが、そのときにはこの言葉を思い出してガンバっていきたいです。


career6_3「京都みやこ女将の会」では、バスツアーの企画の際には1年前から下見をしてコースを考えておられるそうです。忙しい中でもガンバれるのは、お客様に喜んでほしいという気持ちからだそうです。このツアーは京都の女将から直接説明を聞くことができるので、とても貴重だと思いました。きっと京都の奥深さを知ることができるでしょうし、先生が京都について知ってほしいと思う気持ちとお客様を大切に思う気持ちが、お話を聞いている私たちにも伝わりました。


さらに先生はボランティアもされています。ボランティアの魅力は「たくさんの人と出会い話すことができ、自分を磨ける場だと思っている」とおしゃっていました。この言葉からボランティアはお金よりも得るものが大きいことに気づきました。私もボランティアに参加して、自分を高めたいという気持ちが出てきました。


career6_4このように先生は、活発で前向きな人です。仕事が忙しい中、やりたいことをしっかりなさっています。何事も自分次第で挑戦することが可能なことがわかりました。最後に先生は「楽なほう楽なほうに流されず、ガンバればすばらしい人生が待っている」とおっしゃっていました。先生のこのお言葉を聞いたとき、今やるべきことに真剣に取り組んで楽しい人生を送りたい!と心から思いました。

先生のコメント

今回お世話になりました 都雅の宿 旅館あづまや 女将 瀬川万迪美さんからコメントをいただきました。

先日はありがとうございました。私も皆さんの前でお話させていただけることで勉強になり、いい経験をさせていただきました。

まず驚いたことは、皆さんが真剣に聞いていただいているということ。私の話など、ほかの先生に比べてお恥ずかしいくらいではと思いながらお話させていただいておりました。でも、最後には質問までいただきうれしく思いました。

「人生死ぬまで勉強」だと言われますが、本当にそのとおりだと思います。苦しみがあるから喜びが生まれる。人生苦しいときばかりではないし、苦しいときに助けてくれる親、兄弟、先生、友人が皆さんのまわりにいらっしゃると思います。

これからもまだまだ苦しいこと、悲しいことがたくさん起こるかもしれませんが、逃げずに前向きに進んでください。私もこれからも仕事にボランティアにまい進してまいります。