学生ブログ
2016.11.04京都刺繍修復工房を見学しました ライフデザイン学科1年 R.T
10月21日(金)初めて刺繍の工房を見学しました。
印象に残っているのが、「新しいものだけがいいわけじゃない」と言われたことです。この言葉を聞いて、新しいものはキレイだけど、それ以上に古いものが現在まで残るくらいに、昔の職人さんが丁寧に作っていることが本当にステキだと思いました。
今回見学させていただいた刺繍工房のように、何百年前もの刺繍を修理してまた使ってもらうことは、伝統や昔の職人さんの気持ちを大切にする仕事だと思いました。また、実際に刺繍をされてる方を見て、刺繍の修理をすることに気持ちを込めて、ひと針ひと針縫われているのだと思いました。
“人の手で作られた物には作った人の気持ちが込められてる”と改めて実感して、物を大切にしようと思いました。
先生のコメント
服飾に刺繍は深く関わっています。手仕事の刺繍にふれる機会をと思い、京都刺繍修復工房を見学させていただきました。この工房は通りに面しガラス張りで、前を通る度に一度ゆっくりと見学したいと思っていました。
この日は会長の西谷様が説明をしてくださり、美しい絹糸や、職人さんの手仕事を間近に見せていただきました。人の手が生み出す糸表現の多様さとすばらしさはもちろんですが、つくり手の思いに感じ入りましたね。京都刺繍修復工房の皆さま、ありがとうございました。