京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 「女性と放送業界」の特別講義で番組制作会社のお話を伺いました ライフデザイン学科1年 R.Y

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「女性と放送業界」の特別講義で番組制作会社のお話を伺いました ライフデザイン学科1年 R.Y

7月7日(金)「女性と放送業界」の授業で、番組制作会社で映像エディター(番組制作においての編集者)をされている山田潤さんにお越しいただき、講義をしていただきました。映像エディターの仕事は、撮影された映像を加工したり、テロップを入れるなどして映像を作っていくお仕事です。





番組制作会社の男女比率や仕事環境についても話していただきました。比率はやはり男性が多く、精神的に辛いこともあるそうです。ですが山田さんは、「女性も男性も感覚や得意とする分野が違うので、どのような仕事でも、その感覚や得意分野を活かして取り組めばいいと思う」と話されていました。


放送業界のみに限った話ではないですが、もう少し女性が快適に仕事をすることができる環境、会社が増えてほしいとあらためて思い、山田さんは男性に立ち向かえる姿勢がかっこいいなと感じました。






また質疑応答の際に、質問をさせていただきました。「膨大な仕事量でお忙しい中やりがいは何ですか?」と質問をし、「『今日も山田さんのおかげで映像ができたよ、ありがとう』と、感謝を言われることがやりがいです」と答えてくださいました。感謝の気持ちを言葉で言われることは、仕事をした実感を持てる気持ちがいいことだなと感じました。


大変お忙しい中、ありがとうございました。これから就職活動をしていく中で、とても参考になりました。女性として、強く生きていきたいと思います。

先生のコメント

今回お世話になりました 番組制作会社映像エディター 山田潤さん からコメントをいただきました。

早口でしゃべってしまいましたが、丁寧に聞いてくれてありがとうございます。「男性には負けません!」と意気込んで就職活動を始め、仕事を始めた頃もそんなことを言っていたかもしれません。ただ実際に仕事をやり始めたら『負ける』『負けない』というのは、同じ土俵で相撲をとっているからであって、同じ土俵で勝負するのではなく、違う土俵で勝負していく方が個性が際立つのだと気づいたまでです。

できあがった番組だけの話ではなく、会社の中での行動でもそれは活かされるもので、例えば重たい荷物を男性に運んでもらう代わりに、その荷物の掃除などを女性がやれば、無理に女性が力持ちになる必要もなく、逆に『気が利く』という印象がついたりもします。それぞれみんな個性が違うので、それを活かすように行動していけば、どんな環境でもうまくいくと思いますよ。

ライフデザイン学科という学科を選んだ皆さんだからこそ、いろんな授業の中で“自分のやりたいこと”を見つけてください。好きなことが仕事になれば、どんな職場でも働きやすい環境に自ら変えていけるのだと思います。がんばってくださいね。