学生ブログ
2015.05.20「衣生活概論」の授業で唐長インテリアサロンへ見学に行きました ライフデザイン学科1年 K.S
「衣生活概論」では、着物の柄などから日本の伝統的なデザインや、京都の伝統的なものづくりについて学んでいます。唐長(からちょう)は伝統ある唐紙(からかみ)を作っておられるところですが、5月18日(月)に唐長インテリアサロンへ見学に行くまでは、唐紙というものを全く知りませんでした。
見学させていただいたインテリアサロン内のギャラリーにはお庭があって、入り口からとても落ち着いた雰囲気でした。ギャラリー内に入ると部屋は薄暗く、この暗さは唐紙の良さを感じてもらうためだとうかがいました。そうお話を聞かせてくださったのは唐長の11代目の女将でした。
ギャラリーには、天井、壁、インテリアなど、いろんなところに唐紙が使われていました。静かな心でないと柄が見えてこなくて無地に見えるそうです。インテリアのスタンドの電球にも唐紙をかぶせて置いてありました。それだけでとても雰囲気がよく、すごく落ちついた気持ちになりました。
この日は女将から唐紙のコースターをプレゼントしていただきました。唐紙はこれまで見たこともなかったけれど、おもしろいなと思いました。
先生のコメント
この見学で、きっと皆さん初めて唐紙というものに触れたのではないでしょうか。ギャラリー内は日常の慌ただしさを感じさせない、ゆったりとした心地よさがありましたね。その感覚をどうぞ大切にしてください。
この日は皆さんのために唐長の11代目ご夫妻が時間を作って来てくださいました。唐紙の歴史、伝統についてだけでなく、ものづくりに対する姿勢や生きる姿勢にも触れるお話をうかがうことがでましたね。
お世話になりました唐長11代目ご夫妻、スタッフの皆さま、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。