学生ブログ
2017.12.01「ファッションビジネス論」の授業で播州織の見学に行きました ライフデザイン学科1年 H.I
11月22日(水)「ファッションビジネス論」の授業で日本の織物産地を学び、実際に播州織の見学に行きました。まず、播州織工芸館で播州織の説明を受けました。
播州織には、糸を先に染め、染め上がった糸で柄を織る「先染織物」という手法が用いられていて、その手法を用いることで色彩が豊かな生地に仕上がります。実際に織られた物を手にしてみると、とても肌触りがよく色味が自然で、すごく魅力的なものでした。肌触りのよさが播州織の特徴なのだそうです。
午後は、「tamaki niime」の工房兼ショップを見学しました。播州織の新解釈と開発を目指す企業だとうかがいました。先染めされた糸が壁一面に並べてあって、濃淡に染め分けされていました。たて糸とよこ糸の組み合わせが自由で、微妙な色も表現することができ、唯一無二の作品が作れるとても魅力的なものだと感じました。
ショップでは、真っ白な店内に播州織の鮮やかな色彩がすごく映えていました。私たちが見学中も、来店されたお客さんが気に入った色のショールなどを合わせて、とても楽しそうに買い物されていました。同じもののように見えるショールも同じ色柄のものは1つもなく、どれもオンリーワンの商品なのです。私も、つい鏡で合わせてしまうほどステキでした。播州織には、いつものファッションとは違う魅力を感じたように思います。
先生のコメント
播州織の色表現の豊かさには驚かされましたね。特に「tamaki niime」では、私自身これまでの播州織のイメージが変わりました。より親しみと新鮮さを感じました。
ファッションのファストファッション化、グローバル化が進む一方で、産地に根ざしたローカルなものづくり、作り手の思いを大事にしたものづくり、そうしたファッションが確かにあることを知りましたね。今回の見学でお世話になりました皆さま、ありがとうございました。