京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 「ライフデザイン特論Ⅱ」で開化堂、京都デザインハウスを見学しました ライフデザイン学科2年 A.I

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「ライフデザイン特論Ⅱ」で開化堂、京都デザインハウスを見学しました ライフデザイン学科2年 A.I

11月25日(土)「ライフデザイン特論Ⅱ」の授業で開化堂、京都デザインハウスを訪れました。まず、河原町五条を少し下った所にある開化堂で、5代目八木聖二さんからお話をうかがいしました。開化堂は、明治8年創業の茶筒発祥の老舗で、100年以上変わらない手法で作り続け、現在まで受け継がれています。




お店に入った際、3種類の色の茶筒が目に飛び込んできました。色は、銅・真鍮(しんちゅう)・錻力(ぶりき)の素材の違いによるものでした。創業当時の商品も陳列されていましたが、時が経つにつれ、使えば使うほど色に深みが出てくるとのことです。蓋と本体の比率4:6は、使う人にとって1番自然で創業以来変わらぬプロポーションだそうです。隙間が全くないようでありながら、蓋の自重で自然に閉まる絶妙な作りは、130以上もの工程を経て完成していて、手作りの技の奥深さが感じられます。


また自分たちが想像する茶筒よりも長いものもありました。開化堂の茶筒は海外にも多くのファンがおられ、コーヒー豆やパスタを入れるといった目的で長い茶筒が愛用されているとのことです。また、ティーポットなどさまざまなデザインがあり、贈り物として喜ばれているとのことです。





次に、京都デザインハウスさんを訪れました。1つ1つの商品に伝統技を練り込ませており、京都らしさが伝わる品が数多く販売されていました。店内の壁に掛けられていたスカーフは、「しけ引き」という刷毛に染料を含ませ、極細のしま模様を描く手描き染めの1種で、伝承者が少ない技術のためあまり知られていません。キレイで透けるような色使いのスカーフに惹かれた学生も多かったです。



胡粉(ごふん)ネイルの技を用いたハンドクリーム、糸よりも細い金箔でデザインされた名刺入れ、亀甲(きっこう)模様に編まれた茶こしや折り鶴の形状をしたメガネ拭きなど、京都の伝統技術を現代の生活シーンにマッチさせた商品がたくさんありました。





伝統や職人技と聞いて身を引いてしまう人も多いですが、普段使用しているものと融合しているだけで身近に感じられるようになります。私たち若い世代が、伝統技に興味を持つ良いきっかけとなりました!





先生のコメント

開化堂の八木さんもおっしゃっていましたが、戦後、アメリカの使い捨て文化が入ってきて、たいへん苦しい時代があったそうです。今は、逆に手作りの価値が見直されています。

新しいものに挑戦をしつつも、大切なものは守る。ファッションブランドの「エルメス」や「ルィ・ヴィトン」にも通じていると感じました。