京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 地域連携実践演習Ⅰを受講して① 川上さん家で虫嫌いが改善されました! ライフデザイン学科1年 M.K

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地域連携実践演習Ⅰを受講して① 川上さん家で虫嫌いが改善されました! ライフデザイン学科1年 M.K

過疎化が進む高知県の嶺北地域(土佐町、大豊町、本山町、大川村)で地元の方のお宅に民泊し、活性化について考える「地域連携実践演習Ⅰ」の授業。まず、事前の説明の時に、虫が多いとは聞いていたので覚悟はしていたのですが、想像以上の多さに驚きました。私は普段クモが出るだけで叫んでいたぐらいなので初めは慣れるまで大変でした。

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土佐町の役場に着いて班分けと民泊する家庭が発表されて、不安もありましたが、いざ、民泊先の川上家に着いてみると温かく迎えてくださいました。すぐに野菜の収穫に向かうとトマト・ナス・キュウリ・スイカ・イモなどが、たくさんなっていました。雨が降ってきたので早目に切り上げました。少しすると近所の方々が集まってきて、夕食の時間になったので、BBQの用意をし、美味しいお肉をたくさんいただきました。スイカ割りもし、夜遅くまで話をして、初日は終わりました。この日の夜、人生初のゲジゲジという虫を見て腰が抜けました(笑)。

2日目、朝から烏骨鶏の卵かけごはんを食べました。すごくおいしくて、あんなに黄色の卵を見たことがなくて驚きました。この日はカヤ刈りとコンニャク作りを計画していたのですが、台風が直撃して水が濁ったため、部屋でちょうちん作りの一日になりました。私はこのちょうちん作りにハマってしまい、昼食の時間以外、夕食の時間まで作り続けました。夜はコロッケを初めて作って、とてもおいしくいただけました!つなぎにも烏骨鶏の卵をぜいたくにいっぱい使わせてもらいました。

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chiiki_53日目、朝食後、少し家族の方々とお話をして、昼過ぎにこの日の宿泊先「おこぜハウス」に向かいました。到着後は、再会した他の受講生とどんな体験ができたのかなど話し込んで、夕食の準備までくつろいでいました。買い出し班と火おこし班と食器班に分かれて、それぞれ用意をし、いよいよBBQが始まりました!お世話になった各家庭の方々を招待して、楽しいひと時を過ごすことができました。最後には一人一人がそれぞれの思いを語り、感謝の気持ちを伝え合いました。


今回の研修で、普段いかに何不自由なく暮らせているかを実感し、農作業がいかに重労働で、山奥の自然災害の被害を目の当たりにして、田舎暮らしのイメージが180度変わりました。普段とは全く違う環境での生活は、私にとって刺激がたくさんあり、虫嫌いも少し改善することができました。お土産にいただいた万願寺唐辛子を持って帰り、祖父にあげました。とてもおいしかったと喜んでくれました!今回初めて嶺北に行って人の温かさに触れ、嶺北の方々にとてもよくしてもらい、楽しく過ごすことができたので、また機会があれば高知にぜひ行きたいなと思いました。

先生のコメント

今回お世話になりました高知県嶺北地域の川上さんからコメントをいただきました。

ライフデザイン学科の学生の受け入れをして2年目となりました。せっかくの体験学習でしたが、台風のため楽しみにしていたカヤ狩りや谷川での水遊びが中止となり、お互いに残念な思いをしました。また台風のため、急きょ体験学習をコンニャク作りに変更したのですが、台風により飲み水としている谷の水が濁ったためコンニャク作りも中止となり、田舎での台風体験や自然体験が出来たのではないかと考えています。

今回の学生3人とも「地域連携実践演習Ⅰ」授業の一環として大川村に来てくださいましたが、それぞれが授業とは離れた体感をする意気込みを感じました。「地域連携実践演習Ⅰ」の授業がこれからますますすばらしい学生を排出し、この中間地域が活性化することを念じてお礼を申し上げます。これからもよろしくお願いします。