京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 地域連携実践演習Ⅰを受講して④ 一生ものの絆とつながりを築けました! ライフデザイン学科1年 A.S

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地域連携実践演習Ⅰを受講して④ 一生ものの絆とつながりを築けました! ライフデザイン学科1年 A.S

「地域連携実践演習Ⅰ」を受講して、一番強く感じたことは今年の某局の24時間テレビのテーマでもあった「つながり」でした。私は初め、高知県嶺北地域の場所さえも、きちんと分かっていませんでした。不安を抱えながら高知に着き、班のメンバー4人でホームステイさせていただく長野家に到着すると、笑顔で私たちを迎えてくれたご主人の保っちゃんと奥さんの志保ちゃん。班のメンバーも良かったのですが、この長野家で過ごした3日間は想像を超える楽しさと充実感でいっぱいでした。

chiiki_211日目は晩ご飯の支度をして、地元の野菜でかき揚げを作ろうと志保ちゃんのお手伝いをしていました。用意が終わったあと、保っちゃんに「鮎は好き?」と聞かれたので4人とも「大好き!!」と声をそろえて言いました。みんなで川に向かうと、すでに保っちゃんは罠を仕掛けていて、カゴの中に大量の鮎がいました。その鮎を川の中の囲いの中に放して、私たちが素手で捕まえるという体験でした。鮎は触るとヌルヌルしていて捕まえるのに苦労しました。数え切れない数の鮎を家に持ち帰って、七輪で焼いて食べました。

私はアルバイトで帰りが遅く、家族バラバラに食事をすることが多いので、このように大勢で食卓を囲んで新鮮な魚や野菜を食べるのは本当に幸せでした。食べたもの全てがおいしく、毎回4人ともご飯をおかわりするほどでした。

台風の音で目が覚めた2日目は、お昼から買い物に行きました。私たちは保っちゃんと一緒に買い物するチームと、サプライズチームに分かれました。私はサプライズチームで色紙にしようと提案しました。家に帰ると昼ご飯に太巻きをみんなで作って食べたあと、焼肉のタレ作りをしました。タレは2kg分ですが、にんにくは1kgも入ってるので、これが保っちゃんと志保ちゃんの元気の秘けつなのかなと思いました。

その後、家の周りの散歩に行きました。道に何か歩いてるかと思うとサワガニだったり、乳牛を見たりと、普段は全く目にしない光景ばかりでとても新鮮でした。帰ってきてから色紙の作成にとりかかりました。部屋のふすまを閉めて準備していたので、志保ちゃんが「開けていい?」と聞いてきた時、とっさに「服着てないからダメ!」と言い訳したりして、完成までコソコソ頑張りました。晩ご飯は昼に作ったタレを使っての焼肉でした。この日も鮎を七輪で焼いて食べ、猪のお肉も食べたりして幸せでした。その夜、色紙に貼る写真をみんなで撮りました。写真を現像していただくことができ、とても助かりました。鹿島先生、ともきゅん、ありがとうございました。


chiiki_203日目は朝から畑ににんにくを植えに行きました。保っちゃんの私有地の畑だったので、トラクターに乗せてもらって土を耕して、初めての体験ばかりで時間が経つのが早く、毎日が充実していました。長野家を発つ前には、保っちゃんと志保ちゃんとLINEを交換してグループも作りました。にんにくの成長過程をLINEで報告してくれるそうなので、とても楽しみです。



chiiki_22私はこの嶺北に来たのをきっかけに、また嶺北を訪れ、お世話になった保っちゃんと志保ちゃんに恩返しをしようと思っています。たった3日間でしたが、築いた絆とつながりは一生ものだと思っていますし、第二の親のような保っちゃんと志保ちゃんとの出会いに本当に感謝しています。嶺北のファンになりました。

先生のコメント

今回お世話になりました高知県嶺北地域の長野さんからコメントをいただきました。

初めて会ったあのよく晴れた日、そして台風、真夏日、涙の別れ、激しく過ぎ去ったあの感動の日もあっという間に過ぎ、秋が深まってまいりました。みんな元気ですか。

到着するなり、いきなりの鮎つかみ取り、楽しかったよね。どうしても魚に触れなかった誰かさんもやっと捕まえることができ、なんとなくうれしそうだった顔が浮かんできます。雨が幸いして、皆で作った焼肉のタレや巻き寿司、おいしくきれいにできたよね。作り方覚えているかな。

真夏日の農作業は、やっぱりきついよね。でもあの体験は、ママゴト程度。本当の農作業はもっともっと大変。トラクター作業は、おもしろかったでしょう。大変だけど、おもしろいこともあるんですよね。皆でする食事でとても印象的だったこと、それはお米がおいしいといっぱい食べてくれたこと。こちらもなんだか、うれしくなりました。ありがとうございました。

長野家へのメッセージ、大切にしていますよ。心配していた誰かさんが植えたニンニクもすくすくと育っています。皆も元気で過ごしてください。「あきしほあやかりほ」また会える日を楽しみにしています。みんなありがとう!!