2016年度 お金を学Booo

被相続人がなくなった場合の相続税や遺産分割の考え方について学びました

2016年12月8日

今回の学Boooは被相続人、すなわち死亡した人が発生したときの、相続に関する内容でした。普段、頻繁に起きない(起こって欲しくない)内容ですが、相続に関する知識があれば、いざという場合でも、きちんと対応することができます。

ところで、今年の国税庁の報告によると、相続税の課税対象となる遺産を残した人の割合は前年から3.6ポイント増え、8.0%に拡大したとのこと。相続税は、遺産が基礎控除と呼ばれる非課税枠を超えた場合、超えた分が課税対象になります。今回の増税は基礎控除が4割縮小され、対象となる人が広がったことによるとか。税収としては、1兆8116億円(30.3%増)。

基礎控除は、バブル期の地価急騰による税負担緩和のために引き上げられてきましたが、地価が下がるに伴い、引き下げられてきました。基礎控除の縮小は「富の再分配」を狙いとしているようですが、税金が高くなるワケですから少し複雑な気分にもなります。