2015年度 女子大生が考える鹿肉の普及活動(京しかミーツ)

お祭り出店に向けた試作と試食を行いました

2015年8月5日

今回は夏休みに入って初めての活動です!8月と9月に開催されるお祭りの出店に向けて、はるまきとカレーの試作会を行いました。みんなで協力して買い出し・下準備を行い、試作を始めました。
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前回の試作で見つかった、「食べやすさ」や「食感」などの改善点をうまく修正できるよう、作業を進めていきました。試作を繰り返しているメニューだったので、メンバーみんなが効率よく作業を進めることができお昼ごろに完成、試食ができました。はるまきには鹿ミンチ肉を使用します。1回目の試作ではおいしいものの鹿らしさが足りない、もっとボリュームを出したいという意見が出ていたので、今回ははるさめを減らしてその分肉と野菜の量を増やし、肉の味をしっかり出しました。はるまきの皮の表と裏もしっかり確認しました。
ミートボールのカレーの試作は4回目です。ミートボールを作るときのミンチ肉のこね時間を調整して、ちょうどいい硬さに仕上げることができました。このカレーは敬老福祉まつりに出すので、お年寄りの方にも食べやすいようにミートボールは小さめです。

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実際に食べてみると、先生もメンバーも納得のおいしさになっていました(^^)。その時近くにいた先生や学生にも試食していただきましたが、「とても食べやすくおいしい♪」と好評をいただき、嬉しかったです。そして、はるまきもカレーも今回のレシピでお祭り出店が確定!!その後は、前日から当日に向けての準備の確認などをし、あとはお祭りを迎えるだけとなりました。当日は大好評で完売になるように、メンバー全員で頑張ります(*^-^*) 。
次回は8月23日、大阪hu+gミュージアムでの料理講習会に参加してきます!

能勢妙見の森を視察しました

2015年7月11日

私たち京しかミーツは、昨年度のエコしかクッキング教室で料理講師を務めていただいた林真理さんから「のせでんアートライン妙見の森2015」というイベントに共同で映像作品を出展しましょうというお誘いをうけ、相談の結果、このイベントに参加することになりました。
そこでまず実際に能勢町へ視察に行きました。能勢電鉄の方が亀岡駅まで車で迎えに来てくださり、早速妙見山に登りました。ケーブルやリフトに乗り、地元の方に案内していただいて妙見の森のブナ林を見学しました。そこでは、鹿の足跡や鹿によって食べられた植物、植物を鹿の被害から守るために設置された防護ネットなどを見ることができました。能勢町でも鹿による森林への被害が深刻であることがわかりました。下山するときには野生の鹿と遭遇して、とても驚きました!

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黒川の公民館で、このイベントに参加するアーティストの方、地元の方、能勢電鉄の方、関西テレビの方との交流会にも参加しました。交流会では、参加者から次々とイベント成功への思いや活動への期待などが話されました。林先生の鹿のフォン入りのジュース、鹿ハムをはじめ多くの鹿肉料理が並べられ、テーブル中央には黒川ダリア園のあざやかなダリアが飾られました。私たちの作った鹿肉料理「シカッチエッグ」を試食していただき、私たちの活動報告をしました。そこでは料理に対する感想をいただいたり、地元の方に鹿による被害についてインタビューさせていただいたりと、たくさんの方のお話を聞くことができてとても勉強になりました。

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能勢町へ見学に行ったことで実際に鹿による被害を目の当たりにし、その深刻さを理解することができました。鹿の被害は農地や森林だけでなく、鹿がたびたび電車を止めてしまうことを聞いて驚きました。また、こんなに多くの方が真剣にこの問題に取り組んでいることを知り、身が引き締まる思いがしました。この経験をしっかりと作品制作に生かし、良い作品を作りたいです!

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奈良公園を視察しました

2015年6月28日

これまでの活動では鹿による農業や森林の被害を視察することが多かったのですが、メンバーから生きた鹿を見たことがないという意見が出され、5~6月は子鹿が産まれる時期ということもあり、子鹿を中心に奈良公園の鹿を見学に行きました。
この時期だけ母鹿と小鹿は鹿苑の中に保護されており、駆けまわる子鹿や母乳を飲んでいる赤ちゃん鹿など、小さくて可愛らしい子鹿をたくさん見ることができました。少し大きくなると奈良公園に戻されるとのことでした。
職員さんのお話によると、鹿苑には、母子鹿のほかに、交通事故にあって足を失くし公園に戻って生活できない鹿や、性格が荒々しくて人間のいる公園に出せなくて一生狭い鹿苑で生活する鹿がいるそうで、奈良公園の鹿も幸せな鹿ばかりではないことを初めて知りました。
公園にいる鹿はおとなしそうにみえますが、鹿せんべいを持った途端に、たくさんの鹿が近寄ってきて、大きな鹿だと圧倒されてしまいます。小さい子どもにとっては自分より大きな動物と接し、怖くて泣いている子どももあちこちにいました。

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現在日本中のあちこちで害獣として駆除されている野生の鹿と、神様のお使いとして保護され、愛護協会まである奈良公園の鹿。どちらも人間が作ったしくみのなかで神聖な動物になったり害獣になったり。この状況をどのように理解すればいいのか、複雑な思いでいっぱいです。
そして午後からは、春日大社を参拝しました。今年は二十年に一度の式年遷宮にあたり本殿の特別公開がされており見学することができました。

お祭り出店に向けた試作、映像作りのための講義を行いました

2015年6月19日

今回はまず初めに、京北町のイベントと梅津地区のお祭り出店に向けた試作会を行いました。1年生が5限目授業だったので、2年生で材料の買い出しから試作まで進めていきました。
新メニューのはるまき・ライスバーガーと、お馴染みシカッチエッグをそれぞれ担当を決め試作しました。新メニューの2品は作るのに少し苦労しましたが、お祭りに向けたいい参考になったと思います。
今回1年生には、私たちのオリジナルレシピであるシカッチエッグを初めて食べてもらいましたが、「すごくおいしい!」という声をたくさん聴けて嬉しかったです!!他の2品も含め、どれもおいしくできて、今からお祭り出店が楽しみです♪

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京しかミーツはこれまで鹿肉料理の開発や鹿肉料理教室を中心に活動してきましたが、今年は私たちの活動を映像にまとめて、秋に開催される「のせでんアートライン妙見の森2015」というイベントに参加することにしました。
作った料理をみんなで試食しながら、放送作家としても活躍されている鹿島先生から、先生が制作に関わられたDVDを観ながら、撮影・編集の仕方の工夫や構成の仕方について具体的に教えていただきました。普段何気なく観ているテレビなどでは、数分の中にたくさんの思いや技がつまっていることを実感し、今からたくさん勉強しておくことがあると思いました。
来月には能勢に出向いて映像作りが始まるので、よい作品ができるように、みんなで頑張っていきたいです(^^)!

新メニュー開発と試食会を開催しました

2015年5月1日

今回は1年生の新メンバーが初めて参加するので、まず昨年の活動を紹介することになりました。話を聞くだけでは鹿肉をイメージしにくいし、楽しんでもらいたいので鹿肉料理をつくることにしました。

昨年イベント参加した団体から、今年もイベントに参加してほしいと要望されているので、新しいメニュー開発が必要だと考えていたところでしたので、比較的低価格のミンチ肉を使ったメニューとして、ミートボールカレーを試作することにしました。昨年、鹿肉料理研究家の林真理先生に教えていただいた、ミンチ肉に塩麹を加えてもみこみ、やわらかくする方法を取り入れました。ミートボールにはしょうがやシナモンを加え、約70度で10分程茹でることで鹿肉の風味をやわらげています。2年生は朝から交代でカレーを作り、新メンバーを迎えました。

初めて調理前の鹿肉を見た1年生は、赤黒い見た目に驚いている様子でしたが、出来たカレーを実際に試食すると、「弾力があって美味しい!」と言って、みんないっぱい食べてくれたのでとても嬉しかったです(*^^*) たくさん作ったので先生方にも試食していただき、鹿肉の美味しさを知っていただけたかなと思います。

これから1年間、またみんなでわいわいと活動していきます!現在奈良公園への見学会や、右京区のイベントへの参加等企画中です。まだまだメンバー募集中ですので、興味のある方はライフデザイン学科、濱田までお声がけください♪