2014.05.16

【嵐電ブランド向上沿線イベントプロジェクト】試乗会を行いました

この日の京都は爽やかな晴天に恵まれ、試乗会には絶好の日となりました。
学生メンバー16名は、嵐電の東の始発駅「四条大宮」駅前に集合。嵐電からは、前回お話を伺った鈴木部長、そして若手の射庭さん、竹内さんのお三方にお越しいただき、普段は聴けないお話を電車の中で臨場感たっぷりに聞きながら名勝・嵐山まで行くという特別な「試乗会」となりました。

image

「案内係」の腕章を巻いた嵐電の方々は空席があっても絶対に座らず、「社員は、お客様の席には座らないのです」とのこと。お客様を第一に考え、心を配るという姿に、プロの格好よさを感じることができました。

image

車窓に広がる名勝・旧跡そして古い家並み、一般の道路上を走るところでは行き交う自動車や歩行者の姿。専用の軌道を走ったかと思うと突然、路面電車に早変わりと、嵐電ならではの独特の風景と雰囲気に引き込まれていた学生たちも、我に返っては、いろいろな質問を繰り出し、懇切丁寧な回答をいただいているうちに、あっという間に嵐山駅へ到着。それぞれが「何かを感じた」様子でした。視覚・聴覚・触覚・聴覚・味覚・・「たのしい」「あつい」「さむい」「うるさい」「しずか」「ふるい」「便利」「不便」「おそい」「はやい」「やさしい」「親切」などなど・・・五感をフルに使って、乗客としてリアルに感じたことがたくさんあったと思います。

image

嵐電が誇るリニュアル事業で見違えるように進化した嵐山駅では、構内に設置された「キモノフォレスト」の美しいモニュメントを観賞。一角にある愛宕山からの水がわき出る「龍の愛宕池」に手を浸したあと、願い事が咲くように、と「花絵馬」に願いを書くと、嵐電が、沿線の野宮神社や車折神社に奉納してくださるサービスもあると聞いて、嵐電のみなさんの“こころづくし”に感銘を受けました。

image

帰路は、北野白梅町コース、四条大宮コース、現地解散コースの3グループに分かれました。
北野白梅町までのコースでは、途中で、支線の北野線に乗り換え、鈴木部長イチ押しのサクラ並木に抱かれる区間をご紹介いただきました。「満開の季節は、この区間は徐行運転をして乗客のみなさまに桜をじっくり見ていただいていますが、お急ぎの方からクレームをいただくことはありません」とのお言葉に、嵐電と乗客の心が通じる車内の空気を感じました。

image

この日、見たこと、聞いたこと、感じたことを持ち帰り、前向きで元気な発想で、このプロジェクトを進めてほしいと願います。

image

image