2014.07.09

日本経済新聞社連携 『嵐電ブランド向上 沿線イベントプロジェクト』企画中間発表会を行いました

日経新聞と本学が連携して、京都市西部の観光と生活の足として長年親しまれてきた「嵐電」(京福電鉄嵐山線)のブランドイメージを、京都光華の学生の感性とパワーで向上させようというプロジェクト。前回報告した試乗会での体験・学びをもとに、学生が3つの班に分かれてそれぞれのアイディアを生み出し、7月9日に中間発表会を行いました。発表会には、京福電鉄、親会社の京阪電気鉄道、そして日本経済新聞社大阪本社から、幹部ら9名の方々にお越しいただき、質疑応答、アドバイスをいただきました。

学生たちは、各班とも、嵐電に乗り沿線を歩くフィールドワークを繰り返してきました。そこで知ったことや感じたことを課題として持ち帰り、リサーチとディスカッションを重ねてきました。そして、着眼点を「沿線住民の生活に密着したもの」と「観光客にいかに嵐電の魅力を伝えて乗客を増やし満足度を高めるか」に置き、女子大生ならではの自由な発想のもと、さまざまなアイディアを提案しました。いずれの発表も、「このプロジェクトに参加したことで嵐電が好きになった」という気持ちが土台となり、嵐電とその沿線の魅力を、できるだけ多くの人々に伝えたいという思いにあふれるものでした。

各社の幹部からは、「女性らしい感性や細やかな配慮がうかがえる提案だ」とか、「何度も足を運んで集めた貴重な情報だ」などと、その頑張りにまずは評価をいただきました。一方で、学生たちの提案の中には、すでに実施しているものがあることや、公共交通機関としての規制に従う必要などについての指摘を受けたほか、「費用対効果」というビジネスの視点や、「どういう方法でどのような過程を経て実施するのかの具体案は?」など、さらなる掘り下げが必要だとの厳しい指摘もいただきました。学生からの提案一つひとつに、各社の方々から丁寧なアドバイスをいただき、学生たちは熱心にメモを取りながら、次のステップへ向けた方向性や、何を準備すべきか、などについて思いを馳せているようでした。

最後に、各社の皆さまから、励ましと期待のお言葉をいただきました。各班のメンバーたちは、「自分たちの提案への自信と、やり遂げようとする強い意志を持て」との温かいご声援に応えるためにも、さらに力を合わせ、秋の最終提案に向けてしっかりと取り組んでいこうと、決意を新たにしていました。