2014.08.22

文部科学省 平成26年度「大学教育再生加速プログラム(AP)」にダブル(大学・短期大学部)採択されました

京都光華女子大学、京都光華女子大学短期大学部は、この度、文部科学省 平成26年度「大学教育再生加速プログラム(AP)」に採択されました。
「大学教育再生加速プログラム(Acceleration Program for University Education Rebuilding : AP)」は、国として進めるべき大学教育改革を一層推進するため、教育再生実行会議等で示された新たな方向性に合致した先進的な取組を実施する大学を支援することを目的としています。

本学は、大学・短期大学部ともに申請を行い、大学は「テーマⅠ」、短期大学部は「テーマⅠ・Ⅱ複合型」で採択されました。
8月20日に公表された選定結果によると、250件の申請のうち46件が採択され、大学・短期大学部で異なる事業内容を申請し、ダブル採択となったのは採択校の中では本学が唯一の大学でした。

今回、採択された事業内容は以下のとおりです。

【事業内容】
大学:テーマⅠ(アクティブ・ラーニング)
本事業は、アクティブ・ラーニング(AL)を「知識やスキルの習得に向けて資源を自律的に有効活用する学びの態度」と定義し、「学習・学修マネジメント力」を向上させる学習支援体制を全学的に構築します。AL水準の向上に向け、以下の4領域に取り組みます。
①授業の予習復習を課題化して、授業外学修の時間を確保し、授業の習熟度を高めます。
②授業外での課題学習を支える学習・学修マネジメント支援体制を、全学科の専任教員を「学習・学修マネジメント支援担当教員」としてチーム編成し、教職協働で構築します。
③ルーブリック等で、学生の自己評価と科目担当教員の客観的評価の両方で学習成果を捉え、学習・学修を点検します。
④「光華AL」アセスメントを構築し、自律的な学び態度に向けて学習行動の改善を図り、その結果として授業の習熟度を高めます。

短期大学部:テーマⅠ(アクティブ・ラーニング)・Ⅱ(学修成果の可視化)複合型
「短期大学における社会人基礎力育成の1つのモデル」と評価された、本学の社会人基礎力育成科目群へのアクティブ・ラーニング(AL)の導入の実績をふまえ、新たな教育改革を展開します。すなわち、ALを多様な専門分野、基礎学力育成分野、人間性育成分野へ全面的かつ組織的に拡大します。
この改革の核となるのがALを実施できる教員を育成するアクティブ・ラーニング・マスター(ALM)制度の創設であり、このサポート制度のもと、すべての専任教員がALMとして成長することを目指します。これによって、ALを、「能力に応じて」導入する段階から「必要に応じて」導入する段階へ高め、内容のみならず、教授法のバランスも考慮した、地域総合科学科に適合したカリキュラムの全面的体系化を目指します。さらに、地域総合科学科にふさわしい階層的到達目標を基にした3つの指標による学修成果可視化システムを構築し、教員の授業改善および学生の学修デザインをサポートします。

本学では、アクティブ・ラーニングを充実させ、学生の学力と授業の水準の向上を目指し、この事業を推進してまいります。
なお、本事業の取り組みについては、今後ホームページ等で情報を発信していく予定です。