2014.09.02

「2014年KDKファッショングランプリコンテスト」において本学学生がグランプリ(KDK大賞)を受賞しました。

8月31日(日)に開催された「2014年KDKファッショングランプリコンテスト(KDK京都服飾デザイナー協会、京都府、京都市、京都新聞社主催)」において、本学キャリア形成学科4年生の松浦莉穂さんが、最高賞である、グランプリ(KDK大賞)を、また、同学科4年生の山田しほみさんが「京都商工会議所会頭賞」をそれぞれ受賞しました。

今年のコンテストのテーマは『耀よう道』で、学生たちはそれぞれ自分なりにイメージを膨らませてデザイン画に取り組みました。使用する素材の特徴を活かして、シルエットやディテール、配色までをトータルに考え、完成作品をイメージしながら描き応募しました。その結果、2点のデザイン画が1次審査を通過しました。2次審査では、全国各地から応募された156点の中から選出された、37点の作品が披露され、さまざまなデザインの力作が一堂に集りました。

1次審査を通過した2名は、2次審査に向け、夏休みも毎日、実習室で作品制作に取り組みました。
松浦さんの作品は、「スモッキング」という布の装飾技法を用いて、すべてのパーツを1枚ずつ丁寧に装飾した作品です。1枚のスモッキングを仕上げるのは、時間がかかる作業でしたが、1枚1枚、丁寧に取り組んでいました。トップは、さまざまなスモッキングを施した布をパッチワークのように平面的にはぎ合せ、スカート部分は立体的につなぎ合わせました。淡いパステルのカラートーンでまとめ、ふんわり感をもたせた可愛いシルエットに仕上げました。さらに、刺繍やビーズ、布で制作した花をモチーフにした装飾をディテールにあしらいました。
山田さんの作品は、白のオーガンジーとレースを基調として透明感のある上品でエレガントなウエディングドレスです。スカート部分のオーガンジーで揺れ感と透け感を表現しボリュームのあるシルエットに仕上げました。特にトップのレース部分は、繊細なレースの質感をそこなわないように細心の注意を払って縫製し、光を取り込むためにたくさんのパールを散りばめました。

これらの2点の受賞作品は、10月21日(火)に京都府立文化芸術会館で開催される「KDKモードショウ」で披露されます。
本学では、今後もさまざまな取り組みを通して、学生の積極的な活動を一層支援してまいります。

松浦莉穂さん「グランプリ(KDK大賞)」受賞

山田しほみさん「京都商工会議所会頭賞」受賞

松浦莉穂さんのデザイン画

山田しほみさんのデザイン画