2014.03.18

地域連携推進センター開設記念 公開講座を開催しました

3月8日、サンサ右京(右京区総合庁舎)において、本学地域連携推進センター開設記念として、また、防災意識の啓発イベントの一環として、「災害と向き合う~京都の歴史に学ぶ防災・減災~」と題した公開講座を開催しました。(主催:京都光華女子大学、共催:右京区)
本講座は、本学人文学部野田泰三教授がコーディネーターを務め、右京区にお住まいのみなさんや自治団関係者など112名の方々にご来聴いただきました。

まず、講演に先立ちまして、本学学長一郷正道よりご来場の皆さまへの挨拶を申し上げました。

講演Ⅰ部では、高橋昌明氏(神戸大学名誉教授)をお迎えし、「千年の都と災害」と題して講演していただきました。1200年も続く古都京都の災害や疫病、大火、戦災など過去の歴史、そして京都の町はそのたびに復興を遂げ、粘り強さを見せてきた事実、最後には現在までの減災の努力・工夫や復興を実例を交えてご紹介いただき、大変興味深い講演となりました。

講演Ⅱ部では、樋口多加志氏(京都市消防局右京消防署副署長)をお迎えし、「災害に備えて~私たちができる自衛策~」と題して、南海・東南海・東海地震が実際に起こったと想定し、その被害状況とそれに備えての防災・減災の重要性をリアルに説明していただきました。講演の最後には、「豊かな生活を、そして自分の命、家族の命を守るため、常に関心を持ち、一人ひとりがしっかり考え準備・備えをしなければならない。ここにお越しの方は是非、こうしたことを周りの方に伝えて欲しい」と締めくくられました。