2014.02.17

涅槃会を行いました

2月15日(土)、本学園 慈光館太子堂にて、釈尊(お釈迦様)入滅の日(=ご命日:2月15日)に、釈尊への報恩の意を表し、み教えを改めて聞思する機会として、涅槃会が行われました。
対象は在校生を代表して中学1年生と教職員でした。

司会より、本尊の脇に掲げられた大涅槃図を観ながら、お釈迦さまが、出家をされ、お悟りを開かれたことや、沙羅双樹のもとで亡くなられた様子についての説明がありました。
音楽法要、勤行に引き続き、阿部 恵木学園宗教部長による法話が行われました。

法話では、このたびのソチオリンピックでメダルが取れず4位となった女子モーグルの上村愛子選手の生き方を取り上げ、お釈迦様の願いについて説かれました。「これまでもメダルが取れず、今回も4位という結果になってしまった上村選手。試合後のインタビューでは、悔しいというより、むしろ結果をしっかり受け止め、達成感を感じている様子であった。上村選手は、オリンピック出場は周囲の人々の支えがあったからと気づき、それに感謝し、感謝することによって相手を思いやる心が、自然に生まれている状態である。お釈迦様は上村選手みたいな心で日常生活を過ごしてみてはと問いかけられている。みなさんもこんな自分でいいのか一度自分に問いかけて欲しい。そうすることによって、周りの人との『関係』に気づき、感謝の心が芽生え、思いやりの心で相手に接することができる。これがお釈迦様の願いであり、『こうかの心』(向上心、潤いの心(思いやりの心)、感謝の心)を大切にする光華女子学園の願いでもあるのです。」と結びました。