2015.01.16

本学卒業生による講演「自分探しの旅は永遠に!~大学卒業からニューヨークまでの珍道中~」を行いました

12月22日、本学キャリア形成学部キャリア形成学科の授業「キャリアデザイン講座」(担当教員:吉田咲子准教授)において、本学卒業生の西尾和代さんを講師としてお迎えし、ご講演いただきました。

「キャリアデザイン講座」は、なりたい自分を描き、そうなるための行動計画を立てるため、自分について考え、自己分析を通して自分の強みを理解することを目的としています。その上で、世の中について考え、どのような職業があるのか、実際に働く人の話を聞き、職業と働くことについて理解します。
今回は、学生たちが将来像をより具体的にイメージする機会として、社会で活躍されている卒業生の方に卒業後の経験についてご講演いただくこととなりました。

西尾さんは、高校時代から興味のあったテレビ業界で働くことを目標に、高校・大学時代は放送部で活動し、地方テレビ局でのアルバイトなどを経験された後、卒業後は名古屋テレビ映像で情報番組やスポーツ番組の制作に携わり、多くの情報を世の中に発信してこられました。
30歳の頃、女性として体・心・これからの自分について考えるため、一度はテレビの世界を離れることを決意され会社を退職されましたが、スポーツ番組で中日ドラゴンズの選手の引退VTRを制作したことをキッカケに、スポーツに関わる仕事を目指し、ニューヨークでメジャーリーグ記者として活躍されました。ニューヨークでは、言葉の壁や1年の内に8割は取材のため全米を一人で遠征するという過酷な環境のもとで、多くの日本人メジャーリーガーの取材をしてこられました。
日本を代表してアメリカに来ていることを意識している選手の姿や、社会貢献を重要視しているアメリカのプロスポーツの現場を見て、自分自身も自国の力になりたいとの考えから、帰国後、現在では老人介護の仕事をされています。
これまでのキャリアの中からさまざまなエピソードをお話しいただき、「人との出会いが人生を変えるキッカケになる。人との関わりに感謝しながら、今を一所懸命に生きてほしい。多様な進路を描けるキャリア形成学科で、女性の生き方や、自分自身を幸せにするために自分の人生を選ぶ方法を学び、自分が置かれている環境の中で最善の道を選べる女性になってください」と締めくくりました。

これから社会へはばたく学生たちにとっては、自分自身の生き方、それに向けての大学での過ごし方について深く考える機会となりました。
学生が自分自身と向き合い、適性に合わせた将来イメージとその実現に向けた行動計画を立て、理想の自分に近づけるよう、本学では、今後も教職員が一体となって、教育を行ってまいります。