2015.08.17

夏のオープンキャンパス特別イベント!「聞こえの障がいがある若者のダンスパフォーマンスとトークイベント」開催しました

8月2日、医療福祉学科が企画し夏のオープンキャンパス特別イベントとして、関西を中心に活躍する4人グループP.H.A (Positive Hope Action)をゲストにお招きし、「聞こえの障がいがある若者たちのダンスパフォーマンス」と題したダンスイベントを開催しました。

当日は、参加者全員で楽しめるよう手話を取り入れ、有名歌手の楽曲を使用してダイナミックに身体全体を使って表現する「サインダンス」を披露いただきました。

聴覚障がいがある彼らの苦しみや困難を乗り越えた強い思いを歌詞に合わせて表現していただきました。
普段は何気なく耳にしていた曲も、感情を前面に押し出したサインダンスとともに鑑賞すると、より、心に響くものがあります。来場者のなかには感動して涙を流している方もたくさんいらっしゃいました。また、サビ部分の手話での振りつけを教えていただき、ダンスに合わせて来場者全員で参加し、会場全体が一体感に包まれた感動のステージになりました。

トークイベントでは、卒業生の現役社会福祉士、言語聴覚士による仕事内容ややりがい、今の仕事に就いたきっかけについてお話いただきました。「社会福祉士」は日常生活に支障がある人々への相談・援助を行う専門職で、「言語聴覚士」は話す・聞く・読む・食べることの機能回復を担い、自立や家庭・社会復帰を支援するなど、医療・福祉分野で活躍する専門職です。

両者とも患者さんに「いつもありがとう」と感謝されたときや、患者さんの笑顔を見ることができたときにやりがいや喜びを感じるとお話されました。また、社会福祉専攻の卒業生は、本学在学中に実習先としてお世話になっていた施設がきっかけで現在もそちらの施設で働いていると述べ、本学での学びを通じて身につけた「おもいやりの心」を持った患者さんへの接し方が施設内の患者さんに好評であると笑顔で語っていました。

このイベントを通じて、聴覚障がいがある方への理解を深めるとともに、専門職に対する理解を深める良い機会となりました。