2015.11.06

学園報恩講を行いました

11月5日、宗祖親鸞聖人のみ教えを聞思し、その恩徳に感謝する機会として学園報恩講を厳修いたしました。

この学園報恩講は、親鸞聖人によって開顕せられた浄土真宗の教えを建学の精神とする真宗大谷派関係校である本学において、親鸞聖人のご命日11月28日をご縁に、最も大切にしている宗教行事です。また、追悼法要は前年の報恩講以降にお亡くなりになられた本学の卒業生や教職員等、有縁の方々を偲ぶため執り行っています。

各校園から、園児・児童・生徒・学生、同窓会代表、学園物故者のご遺族、教職員が参列し、園児から大学生までの代表による献灯、献花、焼香が厳かに行われました。

その後、一郷正道学長による法話の中で、ノーベル生理学・医学賞を受賞された北里大特別栄誉教授大村智先生が、自身の祖母君のお言葉を受け、小さい頃から「人のために役立つ仕事をしたい」と望んでおられたことについて話されました。お釈迦様の生涯や本学園創設者故 大谷智子 裏方の業績についても相通じる点を挙げ、人との関わり合いによって生かされているこの世の中で、人の立場になり「おもいやりの心」を持ち、他人の良い面を探し共に生きていくことの大切さについて深く考える機会となりました。