2016.03.11

本学において「日本看護研究学会 第29回近畿・北陸地方会学術集会」が開催されました

3月5日(土)、本学聞光館を会場として、「日本看護研究学会 第29回近畿・北陸地方会学術集会」が開催さました。当日は、近畿・北陸から100名を超える参加者が一堂に会し、「患者が見える実践家の育成」というメインテーマのもと臨床・教育・研究の専門家や看護学生が集い、考え、意見交換を行う機会となりました。

本集会の冒頭行われた、学術集会長を務める本学看護学科の櫻庭繁教授による、「精神科の臨床から見た自立した看護師とは」と題する会長講演を皮切りに、各会場で口演や研究者や学生による示説が行われました。

また、午後からは本学看護学科の山口曜子教授はじめとした現場実践経験豊富なパネリストによるシンポジウム「患者が見える実践家からの提言」が行われ、それぞれ活発な議論、意見交換が展開されました。

さらに、経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課の藤岡雅美氏による「政府におけるヘルス産業政策の動向~地域包括ケアシステム等との連携~」と題した教育講演が行われ、高齢化社会において、新たな健康需要に対するサービスの創出、さらに既存の地域包括ケアシステム等との連携・仕組みの構築が重要であり、高齢化社会のあるべき社会経済システムを再構築することが、国の課題であると語りました。

今回の学術集会では本学看護学生をはじめ多くの学生がボランティアとして参加し、集会の運営をサポートしました。今回の経験が、今後の学生生活、さらに卒業後のキャリアに活かされ、さらに実りあるものになることを願っています。