2016.03.15

平成27年度AP成果報告会「アクティブラーナー育成のための学修支援体制づくり」を開催しました

3月12日(土)、本学にて、平成27年度AP成果報告会「アクティブラーナー育成のための学修支援体制づくり」を開催しました。

本報告会は、平成26年度に大学・短期大学部ともに文部科学省「大学教育再生加速プログラム(AP)」の採択を受け、2年目を迎えた今年度の取り組み内容と成果について、教育関係の方、行政機関の方、企業関係の方、一般の方を対象にご報告する機会として、開催いたしました。

冒頭、一郷 正道学長より開催のご挨拶の後、第1部として、本学教員によるAP事業内容の報告が行われ、大学・短期大学部、それぞれのAP全体像と平成27年度成果、そしてAP推進を全学水平展開するEM・IR部の視点のご報告に続いて、「授業のアクティブラーニング化」「授業外支援」「学習行動のアセスメント」「学習成果の可視化」に関する4件のAP成果を報告し、それぞれの発表の中で、本学のAP事業の進捗や今後の展望などをご説明しました。

第2部では、学生8名(短期大学部ライフデザイン学科2名、キャリア形成学部キャリア形成学科2名、健康科学部健康栄養学科1名、健康科学部看護学科3名)がパネリストとして登壇し、パネルディスカッション「授業内外の学習とその成果」が行われ、短期大学部のアクティブラーニング授業、学習ステーションでの授業外学習支援、授業外学習コミュニティ形成の3点について、学生による議論が交わされました。コーディネーターの葛城 浩一 氏(香川大学教育基盤センター)による進行のもと、学生パネリストたちのリアルな学習意識、学習行動について、それぞれが日頃感じていること、さらに教員への提案などの意見もあり、和やかな雰囲気のなか、学生自身の言葉による率直な討論が繰り広げられました。

続いて行われた教育者によるパネルディスカッション「AP事業改善に向けて」では、村上 正行 氏(京都外国語大学マルチメディア教育研究センター)によるコーディネートのもと、パネリストとして林 透 氏(大学教育機構大学教育センター)、奥田 寛司 氏(株式会社リアセック)、本学短期大学部から相場浩和教授、大学キャリア形成学部から酒井浩二教授が登壇し、学びのアクティブラーニング化と、学習の行動と成果の可視化の2点について、質疑応答形式で議論が行われました。
ディスカッションの冒頭では「アクティブラーナーとは?」というお題に対して来場者同士で考え、議論をする時間もあり、事業改善に向けた実りの多いパネルディスカッションとなりました。

報告会後の情報交換会も含め、当日は多くの方々にご参加いただき、今後本学がAP事業を推進していくにあたり、大変収穫の多い会に相成りましたこと、改めまして厚く御礼申し上げます。
引き続き、本学では大学/短期大学部で採択されたAP事業の取り組みについて、全学一丸となって推進することでアクティブラーナーを育成し、女性の社会進出が求められる時代において、社会で活躍できる女性の輩出を目指してまいります。