2016.05.18

まちづくり市から京都のまちを見直す~産官学連携プロジェクトⅠb~

産官学連携プロジェクトⅠb(担当教員:吉田咲子准教授)の講義において、一級建築士で建築・都市計画の領域から京都の魅力づくり・発信・住まい・京都の複数のまちづくりに参画している大島祥子さんを講師にお招きし、講義していただきました。

産官学連携プロジェクトとは、地域や企業、行政などと連携し、地域社会における問題解決や商品の企画等、様々な課題に取り組む科目として、学科・専攻の枠を超え、社会人としての基礎力を養成すると同時に、現場での実践力などを高めることを目的として開講しております。

大島さんには、5月13日、5月20日、6月3日の計3回の講義で、京都市の課題や地域交流活動の事例紹介を行っていただきます。

今回は、「地域現状の再検討と課題発見~まちづくり史から京都のまちを見直す~」をテーマに、「京まちづくり史」として、都市構造や文化、土地・地域・コミュニティーに根ざした住民の自主・自立の活動としての京都のまちづくりの変遷などを学びました。

講義では、平安京と現在のまちの位置や当時(平安時代~江戸時代)の商売の方法、葬送はどうしていたか、時代によっての住宅の移り変わりなど、分かりやすく興味深い内容で、学生たちもメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。

京都の歴史は、日本史に直結しており、「為政者」、「公家」、「宗教界」、「町衆」の営みの積み重ねにより形成されてきました。1200年間都市としてあり続けた都は世界的にも少ないと教えていただきました。

大島さんには、次回以降
5月20日「地域課題の事例研究~京都の場合~」
6月3日「地域課題の事例研究~他府県の場合~」
をテーマに、講義していただく予定です。