2017.10.10

東稜高校との連携事業「環境と防災」を実施しました

京都府立東稜高等学校と本学は教育連携協定を結んで7年目になります。

この連携授業の一環として、今年は、東稜高校1年生キャリアコース80名と2年生アカデミーコース28名の合計108名の生徒さんが本学にて「環境と防災」をテーマに学びました。

第一部はキャリア形成学部の高野拓樹准教授から、これまでの連携環境教育の実績や、防災に関する基本的な事項の説明がありました。

第二部は、気象予報士でフリーアナウンサーの西池沙織先生から、世界中で起きている異常気象による被害状況や、異常気象の発生メカニズムについて、専門用語を極力使わずに大変分かりやすくご講義をいただきました。

第三部は、レジリエント・シティ京都市統括官(CRO)(本学客員教授/元京都市副市長)の藤田裕之先生から、「合言葉はレジリエンス」と題してお話しいただきました。レジリエンスとは強靭(しなやかな強さ)の意味。ロックフェラー財団の「100のレジリエント・シティ」事業で、京都市は指定都市のひとつに選ばれました。藤田先生からは、京都市の防災に関することはもちろん、「人間は地球の支配者ではない!」、自然に勝ち支配するのではなく、しなやなか強さをもったまちづくりが重要であることを、お話しいただきました。

「環境と防災」は私たちの暮らしにとって大切なテーマです。

キャリア形成学科は、ビジネス、ソーシャル、ホスピタリティ(リンク)の3つの学びの領域に加え、このような根源的なライフスタイルに係わる問題にも積極的に取り組んでいます。