2017.12.14

学長×社会福祉専攻学生 対談企画 「光華の福祉」と「これからの福祉」を語る

学生K光華の魅力はどんなところですか?

学長:本学には校訓として“真実心”という言葉があります。おもいやりの心、他者への配慮、寄り添う心を持った学生を育てたい。魅力というよりこの大学が果たすべき役割だと考えています。

学生M光華に社会福祉専攻を作ったことには、どのような思いがあるのでしょうか?

学長:社会福祉を勉強するという事は、まさに本学の建学の精神に沿った具体的な学びです。建学の精神をいっぱい身につけた学生を社会に送り出したい、そんな思いがあります。

学生M光華の社会福祉専攻に期待することは何ですか?

学長:人間はひとりでは生きていけないですよね。他の人との繋がりや関わりが無いと生きられない。困っている人がいれば少しでも役に立ちたい、楽しんでいる人がいたら一緒に楽しみたい。そういう思いを持った学生が光華に入学して社会福祉を学んで、資格を取って社会で活躍してくれることを期待しています。光華だからこそそのような学生を育成できると考えています。

 

 

学長2人はどうして社会福祉を学ぼうと思ったの?

学生K:私の祖父が認知症になり、特別養護老人ホームでお世話になったことがきっかけです。そこで社会福祉士さんと出会って、高齢者の人だけでなく、困っている人を支える仕事がしたいと思いました。

学生M:最初は介護に興味があって、大学を探していた時に京都光華を知りました。当初は社会福祉のことが良く分かっていませんでした。

学長京都光華の社会福祉専攻で学んでみて印象に残っていることはどんなことですか?

学生K:私は今、約8か月の通年型実習に行っています。この実習方式があることも京都光華を選んだ理由の一つです。私の実習先は、障害のある方の就労をお手伝いする施設です。障害のある方はこだわりの強い人が多くて、信頼関係を築くのに時間がかかります。もうすぐ実習が終わりますけど、今やっと信頼関係ができてきたなと感じています。社会福祉士として働くことは信頼関係を築くことがすごく大切なことです。将来の自分をイメージしながら学べるのがとてもいい点だと思います。

学生M:人と関わるときに話を聞くときに、否定しないことが大事ということ。まず受けとめることが必要だと授業で学びました。

学長:話を聞くことは非常に難しい。自分の話を聞いてほしいけど家族は聞いてくれない、という人が増えている。そういう人の話を聞ける、傾聴できる、相手の立場に立って話を聞ける社会福祉士になってほしい。ふたりとも、これからも頑張ってください。