2018.01.11

【スペシャル対談】「社会福祉」と「保育士」?社会福祉専攻で目指せる保育士とは

来春より、社会福祉法人みつばち福祉会 みつばち菜の花保育園へ保育士として就職が内定した社会福祉専攻の4年生 W.Eさんと内定先の園長先生とのスペシャル対談を行いました。

みつばち菜の花保育園は、本学が立地する右京区西京極にある保育園で、健常児と障がい児の統合保育を行うなど、積極的な子育て支援を実施されている園です。

今回の対談では、現場から見た「社会福祉の専門知識を持つ保育士」の必要性や、学生が特別な支援が必要な子どもに寄り添う保育士を目指したきっかけ、本学社会福祉専攻で学んで良かったところなど語っていただきました。

W.Eさん:特別な支援が必要な子どもに寄り添う保育士に必要なことを教えてください。

園長先生:障がいを持っている子どもたちが大人になって社会に出たときに、「どのように自立して自分の生活をするか」を考えることが必要です。そのために、乳幼児期にどのような力をつけたら良いか一人ひとりにあわせて保育することが必要だと感じます。また、「心の寄り添い」も大切です。嬉しい時に一緒に喜び、困った時に助けてくれる大人の存在の有無によって仲間に対するおもいやりの気持ちや、頑張ってみようという意欲が身につくなど、その子自身の「心の育ち」にもつながっていきます。

園長先生:社会福祉を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?また、特別な支援が必要な子どもに寄り添う保育士を目指したきっかけを教えてください。

W.Eさん:障がいがある方の役に立ちたいと思い、本学社会福祉専攻を志望しました。3年次の実習で児童発達支援センターへ8か月間行かせてもらいました。そこでお世話になった職員の方が、子どもたちが何かできる度に一緒に喜んでいる姿を見て、その関係性に強く惹かれました。この経験が特別な支援が必要な子どもたちに寄り添う保育士を志すようになったきっかけです。


W.Eさん:社会福祉を学んだ学生に期待することは何ですか?

園長先生:保育園も福祉施設の一つであるという理解が必要です。社会福祉を学んだEさんには、福祉施設としての保育園の在り方を一緒に考えていけることがとても大きいと感じます。

園長先生:最後に今後の意気込みをお願いします。

W.Eさん:子どもと保護者に寄り添える保育士になるため、本学で学んだ「おもいやり」の気持ちを忘れず、子どもたちと一緒に成長していきたいと思います!

 


 

医療福祉学科 社会福祉専攻 4年生 W.Eさん
本学は、先生と学生の距離がとても近く、授業で困ったことがあれば、気軽に質問することができるため、「密度が高い」指導を受けることができます。また、実習は通年型実習(約8か月間)のため、実習中の疑問や不安なところを授業で解消することが出来ます。さらに、時間に余裕もできるため、さまざまな課外活動や行事などに参加することができ、学生のうちに現場での経験をより多く積むことができます。「人が好き、人の役に立ちたい」という皆さん、是非社会福祉を学びませんか?

 


 

本学、社会福祉専攻では京都府下の女子大で唯一、社会福祉士と保育士の両方の資格取得が目指せます。
社会福祉専攻の特色については、こちらからご確認ください。