京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 「働く」ってどういうこと?~2年生キャリアガイダンス(心理学基礎演習Ⅲ)~

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「働く」ってどういうこと?~2年生キャリアガイダンス(心理学基礎演習Ⅲ)~

心理学科では、毎年、2年生の「心理学基礎演習Ⅲ」の授業で、キャリアガイダンスを行っています。今年は、女性キャリア開発研究センターの副センター長にお越しいただき、お話を伺いました。

ガイダンスではいくつかの大切なポイントがありましたが、学生の振り返りレポートでも多く取り上げられていたことを中心に、3つ、取り上げてみたいと思います。

●インターンシップは、仕事の一歩手前である
学生の皆さんの中にはアルバイトをしている人も多くいると思います。アルバイトも仕事の一部ではありますが、担当の仕事以外のこと、例えば会社として何を大切にし、何を目指すか、といったポリシーを共有する機会は少ないかもしれません。インターンシップでは、そこで働いている人達が何を大切にし、どのような努力をし、そこにどのような喜怒哀楽があるのか、ということを観察できます。それこそが、アルバイトではあまりできない貴重な体験です。

●仕事とは他者と関わりを持つことである
どんな仕事も、自分一人でするものではなく、同じ思いを共有できる仲間や、商品やサービスを提供する相手(お客様など)があってこその仕事である、ということです。これはボランティアも同じで、ボランティアも「してあげる」というのではなく、「させてもらう、お互いに学び合える」、という意識で参加するのが大切だということもおっしゃっていました。
「心理学科の学生さんは、人の心を察し、他者の心に寄り添うことができる人が多いので、ぜひそれを活かして活躍してほしい」という励ましのお言葉もいただきました。

●一歩外へ出たら社会人
家から一歩外へでたらそこは社会なので、人に見ていただいているという意識を持ち、自分自身や、所属しているところ(大学や会社など)に恥じないような態度・行動を心掛けようということです。私たちは「大学(将来は会社など)の看板を背負っている」ともおっしゃっていました。この言葉に、自分を振り返り、襟を正した学生も多かったようです。

学生の皆さんは、このガイダンスを受けたことで、新しいことに一歩踏み出してみようという気持ちを持ったり、日常の何気ない行動も社会人として意識しようと考えるなど、今回のガイダンスが自分のキャリアに対して積極的に向き合うきっかけとなった様子でした。

これからも心理学科での学びに加え、様々な課外活動を通じて、進路・キャリアのことを考えていっていただきたいと思います!