京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 学生スタッフによるミニ講義リポート~8/5「『いい子』ってどんな子?」~

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学生スタッフによるミニ講義リポート~8/5「『いい子』ってどんな子?」~

8月5日(土)と6日(日)に、本学でオープンキャンパスを開催しました。
ご来場、誠にありがとうござました!
心理学科ブースへ来て下さる高校生の皆さんの感心の高いテーマのひとつは「子ども」に関することです。
心理学科では、2016年度入学生から、保育士資格の取得を目指すことができるようになりました。
また、「発達心理学」は、保育士資格を目指さない学生にも人気のある科目です。

8月5日(土)のオープンキャンパスでは、発達心理学を専門とする教員が「『いい子』ってどんな子?」というタイトルでミニ講義を担当いたしました。
その内容について、オープンキャンパス学生スタッフによるリポートをお届けします♪

★学生スタッフによるミニ講義リポート★
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5日のオープンキャンパスでは、礪波朋子先生による「『いい子』ってどんな子?」というミニ講義が行われました。

電車などで「『いい子』にしてね」と耳にしますが、この場合は大人しくしていてね、騒がないでねという意味で使われます。日本では、したいと思ったことを抑える自己抑制が高い子が「いい子」という傾向にあります。しかし、イギリスでは自己抑制と自己主張の両方を育む傾向にあり、アメリカでは自己主張を育む傾向にあります。「いい子」とは社会文化によって変わります。社会性を高めるためには、自己抑制ばかりでなく自己主張の発達も必要です。

幼い頃は自分の感情で行動し、自尊心や好奇心を高めますが、成長するにつれ、従えば褒められ、従わなければ叱られることから、善悪の判断基準を学びます。親がどう思うかを優先することで、好奇心や探求心が低くなりやすく、大人にとって扱いやすい、都合の「いい子」へと成長します。好奇心や探求心を育てるためには、幼い頃に自分の思いに従って行動するという経験も大切となります。

本学科ではこのような講義も履修できますので、興味を持っていただけましたら、オープンキャンパスに是非ご参加ください。

(心理学科2年生 H)