「対人スキル・コーチング演習」の授業では、グループワークやロールプレイなどを通じて、円滑な対人関係を築くためのスキルに関する実践的・体験的な学習を行っています。

ある日の授業テーマは「アサーション」でした。アサーション（主張性）とは「自分の権利も相手の権利も尊重しつつ、自分の思っていること、考えていることを素直に効果的に表現すること」（平木、2009）です。

前の週に学んだ自己表現のタイプ（非主張的、攻撃的、アサーティブ）やアサーティブな表現のポイントを確認した後、「上司」と「部下」という設定でロールプレイに挑戦しました。

受講生の皆さんは、想像力を働かせながらそれぞれのドラマを展開してくれました。
短いやり取りの中でも、受け入れられやすい依頼の仕方や断り方を工夫したり、振り返りの中で自分の思い込みに気付いたりと、何かしらの気づきがあった様子でした。
さらに、家族間のやり取りを想定したロールプレイも体験し、関係性の違いによる依頼や対応の違いについても考察しました。

体験型の学びは、共に受講する仲間あってのものです。
引き続き、受講生の皆さんの積極的な取り組みに期待しています！