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教員コラム

ストレス反応

年末にアスレチックに行きました。簡単なアスレチックならいまだに結構クリアできる自信があるので楽しみだったのですが、子どもが選んだコースはなんと地上8m・・・。やめておけばよいものを子どもひとり行かせるわけにもいかず、私もチャレンジしました。安全装置つきとはいえ、実際に8mの高さから下を見ると恐怖感がふつふつとわいてきます。いつになく弱音を吐く子どもを励まし、自分も「怖くない、怖くない」と自己暗示をかけつつ、何とかクリア。

ゴールした途端、なんと急激な胃痛におそわれました。(胃が「しくしくと痛む」ものであることを初めて実感しました)。私は高所恐怖症ではないのですが、いくら命綱があるとはいえ、生物としての本能が危険を察知したようです。自分の心を必死でごまかしても、無理をした分、身体が反応したのでしょう。まさか仕事ではなく遊びの中で、ストレスの恐ろしさを身をもって体験することになるとは思ってもみませんでした。

治まらないのではないかと思った痛みは、温かいオニオンスープとココアのおかげで一時間後には去っていました。一年のしめくくりに、自分の心に正直に無理をしないように生きていかねばと肝に銘じた出来事でした。

礪波 朋子(2018年1月12日)