京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 8月2日(日) オープンキャンパスにて、心理学科のスペシャルイベント第二弾「子ども×心理学」を開催致しました。

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教員コラム

8月2日(日) オープンキャンパスにて、心理学科のスペシャルイベント第二弾「子ども×心理学」を開催致しました。

8月2日(日) オープンキャンパスにて、心理学科のスペシャルイベント第二弾「子ども×心理学」を開催致しました。

はじめに、心理学科教員よりイベントの趣旨と、2016年度から心理学科に設置予定(申請中)の保育士養成課程での学び「子どものSOSに応える心理学」について紹介致しました。

続いて、第1部として、「子ども×心理学」の仕事をしている卒業生(修了生)2名に仕事の体験談をお話しいただきました。おふたりとも本学の学部卒業後、本学大学院に進学され、おひとりは臨床心理学を専門に学ばれ臨床心理士に、もうおひとりは発達心理学を専門に学ばれ、臨床発達心理士としてご活躍です。

まず、児童発達支援センターに勤められている卒業生より、施設の概要や、園での方針、さらに臨床発達心理士としての役割や子どもとの関わりの中で大切にしていることなどをお話いただきました。大変な仕事ではあるものの、子どもの育ちを喜びとして、自分も共に成長できることにやりがいを感じると話されている卒業生の姿に、大学入学時からの成長ぶりに感動しながら聴き入っておりました。

次に、臨床心理士として子どもにかかわる仕事をされている卒業生より、本学カウンセリングセンターでの親子教室の仕事内容についてご紹介いただきました。臨床心理士として子どもにかかわる上で、大学での学びがどのように役に立っているか、子どもやその親とのかかわりの中で心がけていることなどをお話いただきました。また臨床心理士として子どもとかかわる場(病院、療育、児童相談所、園・学校など)も紹介されました。保護者の方々にも共感をもっていただける話だったようで、熱心に聞いていただきました。

このように、大学院修了生は、心理の専門家として子どもたちに関わられています。来年度から設置予定の保育士養成課程で学ぶことにより、学部を卒業後、子どもの心の理解にたけた保育士として、子どもをサポートする職場(児童養護施設・発達障がい施設)で活躍することが期待されます。

第2部では、それぞれの卒業生を囲んで、2グループに分かれて座談会を行いました。参加者の方からの質問はあまり出ませんでしたので、教員や学生スタッフから質問をさせてもらい、お答えいただきました。

高校生の皆様には専門的な内容で少し難しさを感じられた点もあるかと思いますが、保護者の皆様には心理学を活かして子どもにかかわる仕事をすることの意義を感じていただけたのではないかと思います。

来場者の皆様にはご参加いただきましてありがとうございました。また、このイベントにご協力いただきました卒業生のお二人には心より御礼申し上げます。

これからも、心理学科は、教職員・卒業生・在学生が一丸となって、新たな道を切り拓いていきたいと思います!

礪波 朋子 (2015年8月7日)

臨床発達心理士として活躍されている卒業生の講演

臨床心理士として活躍されている卒業生の講演