京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース こころを測る~心理学科の授業と「心理尺度」の話~

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こころを測る~心理学科の授業と「心理尺度」の話~

心理学科では、心理学の知識を学びスキルを身につけるとともに、その心理学的知識はどのようにして得るのかという「研究方法」についても学びます。

「こころ」というのは、目に見えず触ることもできないものですよね。心の研究に取り組むために、どんな方法をとればよいのでしょうか?これまでに心理学者たちは様々な方法を考え、研究結果を積み重ねてきました。「心理学研究法」の授業では、先人の努力の末に考えられた「研究法」の基礎を学んでいます。

最近の「心理学研究法Ⅱ」の授業では、「心理尺度」、つまり”こころを測るものさし”について学んでいます。複数の質問項目から構成されているアンケートをイメージしていただければよいのですが、きちんとした手続きを経て作成されたものでないと、心理尺度とはいえません。

また、心理学科の他の科目でも、心理尺度を使った体験学習を行っています。結果が思った通りであったとも、意外であったとしても、自分を知ることは楽しいものです。そして、体験を通じて”自分を客観的に見る”ことも、体験学習の大切な目的のひとつです。

ところで、オープンキャンパスの心理学科ブースでは、パソコンを使用して「恋愛テスト」を実施しています。来場してくださった高校生の皆さんとスタッフ学生との話が盛り上がることもある人気のコーナーです。ここで使用しているのも実は「心理尺度」なんです。今年度も実施いたしますので、ぜひ一足先に、体験してみてはいかがでしょうか?

「心理測定尺度集Ⅰ~Ⅵ」(サイエンス社)