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「失語症会話パートナーの養成研修」

失語症会話パートナー養成研修が11月25・26日(土日)に開かれました。この研修は今回3回目で、一般市民の方を対象に行ってきました。

 この研修は家に閉じこもりがちで、話し相手が少ないという失語症の方に対して、話し相手になったり、共に行動したりする会話パートナーを養成することを目的にしています。

 1日目は失語症の基本的な理解を学習し、2日目の午前にコミュニケーションスキルを学び、午後に実際に失語症の方とお話しをする実習を行いました。参加者(定員30名)は一般市民の方、31名、スタッフ(ST10名、ボランティア協会3名)でした。

 基礎的な理解学習では多くの質問が出され、実習では市民の方が積極的にロールプレイを行っている姿から関心の高さがうかがえました。
 
当大学からは1回生が2名参加しました。その感想は以下の通りです。良い体験になったようです。
 
Aさん
 「失語症がどういったものか理解していても、実際どのように接すればいいのか分からないところがありました。ですが、この失語症会話パートナー養成講座に参加させていただいたことにより、失語症の方についてより深く理解することができました。そして、今まで失語症の方とお話する機会がなかったので、沢山お話させていただき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。」

 Bさん
 「2日目のみの参加でしたが、会話の基本や話し言葉の工夫など実践的に学ぶことができました。失語症の方と話をしてみて、初めは戸惑うことがありましたが、短い言葉でゆっくり、はっきり話すことを意識し、当事者の方の趣味の話で会話が弾み、良かったと感じました。この研修を通じ、教科書では学ぶことのできない経験ができました。」