京都光華女子大学 看護福祉リハビリテーション学部※ 福祉リハビリテーション学科 社会福祉専攻 ニュース 美容師・赤松さんから、発達障害児の理美容についてお聞きしました!

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美容師・赤松さんから、発達障害児の理美容についてお聞きしました!

10/11(火)、「児童家庭福祉論」で、美容師・赤松隆滋さんから発達障害児の理美容についてお話を聞きました! 

赤松さんは、美容師さんです。
髪をカットすることは、大人から子どもまで、誰にとっても身近な日常行為です。
ですが、それに不便さを感じている人たちもおられます。

発達障害のある子ども達は、椅子にじっと座っていられない、バリカンの音にパニックになるなど、美容院でのカットが難しい子ども達です。
そのため、美容院側から拒否をされることもあり、益々美容院との距離が遠ざかってしまってました。 

そういう事態に気づいた赤松さんは、なんとか発達障害の子ども達にも”気持ちいい”と感じてもらえるカットができないかと勉強を独学で続けられ、今では、年間のべ400名ものカットができるようになられたとのことです。 

一見、‟困った子”と思われがちな子ども達は、実は、子ども自身が‟困っている”子ども達だという視点も教えてくださり、専門職側の子ども観をどう持つか? の大事さも指摘されました。

ここまでヘアカットに困っている子ども達が多いのも、発達障害への理解が進んでいないことも一因ではないでしょうか。
何より、私たち自身が、障害があるから仕方ない、できないという見方をするのではなく、工夫次第でカットできる子ども達だと信じられることが大切なのではないかと学ぶことができました。

 理解者を増やすためにNPOを設立し、市民活動として取り組まれている姿勢に、とても刺激をいただきました。

 赤松さん、貴重なお話をどうもありがとうございました!

 <参考URL>
NPO法人 そらいろプロジェクト京都
http://www.sora-pro.jp/