第一段階その②として「声・音」の活動を報告します。

太子堂という広いホールで、大きな円になって始めます。隣の人へ次々と数珠つなぎのように手拍子を送ります。速度を早めたり、二回手拍子をしたら方向を変えたりするというルールを加えていくと、手拍子だけなのですがとても楽しく、一体感を感じるひとときとなりました。

　次はトーンチャイムを一音ずつ持ちました。「総合表現Ⅱ」では曲の演奏に使ったトーンチャイムですが、今回は和音づくりを体験しました。きれいな響き、不協和音、高い音の響き、低い音の響き‥と順に鳴らしてみます。気持ちが明るくなったり、海の中のような浮遊感を感じたり、足元から上がってくる響きを感じたりするなど、和音の性格を感じる時でした。

　唱え言葉に載せて動き、動きを止める、といった応答の活動をして、授業を終えました。「声・音」を発するときの気持ちや身体のコンディション、空間へ伝わる様子を感じる一時間となりました。