右京まちづくりカレッジ:十二単の着付け体験
2017.11.13
10月31日(火)に、右京区役所との共催による「右京まちづくりカレッジ」を行いました。
この講座は右京区役所と右京区ゆかりの大学や企業が、それぞれの強みをいかした体験型講座を行っており、
今回本学では「王朝装束と輝く女性~王朝文化から読み解く美意識~」と題した講座を実施いたしました。
前半は朝比奈英夫教授(キャリア形成学科)に「源氏物語」や「枕草子」といった平安時代の物語や
女流日記に描かれた女房装束(十二単)や直衣装束について、写真やイラストとともに解説していただきました。
後半は本学が所有する装束を用いた着付けの実演を行いました。
着付けを担当したのは、教職員と学生による自由参加型の学習コミュニティ「学Booo」のひとつである
『日本の伝統美「和のテイスト」研究会」に所属する学生たちです。
参加者が見守るなか、何枚もの衣を作法通りにモデルへ着付けていきました。
着付けが一通り終わった後、希望者には重ね合わせた状態の衣を羽織っていただきましたが、
皆一様にその重さに驚かれていました。実物に触れることで、文学や映像作品を通してだけでは
知ることのできない、当時の様子を知っていただく機会となったかと思います。