授業紹介

「公衆栄養学臨地実習」のご紹介

 管理栄養士専攻では4年生の夏に最後の臨地実習、公衆栄養学臨地実習があります。今日はそのご紹介をしたいと思います。

 

 実習の流れとして、はじめに京都府・京都市の行政栄養士の先生方の講義を受け、その後保健所や保健福祉センターへ行き、実際の仕事に触れて学びます。最後に、まとめとして施設で学んだことを報告します。

 

 初日は京都府立大学と合同で行われ、午前中に行政栄養士の方々に地域の現状や課題、実際の施策についてご講義いただきました。

 午後はグループワークを行いました。グループワークは80分と限られた時間です。学生は事前の資料をもとにディスカッションを重ね施策案を考えていきます。発表では、保健指導の実施率の改善に向けた取り組みや、生活保護に対する施策など、テーマとして考えさせられるような内容もありました。答えが一つでないからこそ色々な意見が出てきます。異なった視点や考えを共有することで大きな学びへとつながります。行政栄養士の方々からもご意見をいただき、大変貴重な機会となりました。

 

 施設での実習は短期間ですが、事前に地域の現状を調べることで、実習での学びの深まりも違ってきます。まだ公衆栄養学臨地実習は始まったばかりです。この後、各保健所や保健福祉センターで多くの学びを得てきてくださいね。