京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 京都市のユニバーサルデザインの取り組みについて話を聞きました ライフデザイン学科1年 Y.U

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京都市のユニバーサルデザインの取り組みについて話を聞きました ライフデザイン学科1年 Y.U

universaldesign_110月7日(金)「ユニバーサルデザイン論」の授業で、京都市保健福祉局の方に講義に来ていただきました。皆さんは“バリアフリー”と“ユニバーサルデザイン”の違いを知っていますか?バリアフリーは特定の人のために役立つもので、ユニバーサルデザインは、すべての人にできる限り利用しやすいデザインを目指す考え方のことです。もちろんバリアフリーは必要なものですが、特定の人だけではなく、年齢、性別、言語、習慣、心身の状態に関わらず、あらゆる人が快適に生活できる環境が、これからは必要になってきます。




universaldesign_2ユニバーサルデザインは、公平性、柔軟性、単純性、分かりやすさ、安全性、省体力、空間性の7つの原則があります。私は最初、ユニバーサルデザインという言葉は聞いたことがあるけれど、具体的にどのようなものか知りませんでした。講義を受けて、私たちの身の回りにはさまざまなユニバーサルデザインが溢れているなと思いました。




universaldesign_3例えば、誰もが当たり前に使っている自動ドアや、必要な情報がわかりやすく表示されているサインなどです。自動ドアは力が弱い人はもちろん、子どもやお年寄りなどすべての人に使いやすいものだと思います。またサインは、文字だけでは外国の方や子どもが分かりませんが、絵を入れることによって理解でき、ユニバーサルデザインになります。




universaldesign_4私は普段当たり前のように生活していましたが、ユニバーサルデザインとたくさん関わって不便なく生活していることに気づき、ユニバーサルデザインのありがたさを改めて感じました。これからは「こんな優しさがあったんだ!」などいろいろ発見して、ユニバーサルデザインをもっと広めていきたいです。




講義を受けて、ユニバーサルデザインは欠かすことができないものだと思いました。お忙しい中、私たちに講義をしてくださったことに感謝しつつ、これからは私たちもユニバーサルデザインをたくさん考え、すべての人が利用しやすい環境をつくっていきたいと思いました。

先生のコメント

井川先生

Y.Uさん、ユニバーサルデザインのことを理解してくれたようでよかったです。バリアフリーはよく耳にするのですが、それではどうしても特定の人たちのための施設などに限ったことになってしまい、障がいを持った人や高齢者が健常者と一緒に暮らせる共生社会の実現になりません。そこで、ユニバーサルデザインの考え方が必要になるのですね。もっとこうした方がよいのではというあなたたち若い世代の声が、すべての人が暮らしやすい社会をつくる原動力になるでしょう。