京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 「女性のキャリアデザイン」の学外講師による授業第2回を受講して ライフデザイン学科1年 A.N

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「女性のキャリアデザイン」の学外講師による授業第2回を受講して ライフデザイン学科1年 A.N

10月28日(金)「女性のキャリアデザイン」の授業に、フリーランスのヴァイオリン奏者である吉川哲波(よしかわ あきは)さんが来てくださいました。

career16_2_1吉川さんは小学校の頃からヴァイオリンを始め、京都市音楽高等学校を経て相愛大学音楽部を卒業され、卒業後はドイツへ渡りベルリンで学ぶかたわら、コンサート活動などもして研鑽(けんさん)を積まれました。帰国後は多くの音楽祭やコンテストにも参加され、現在は関西を拠点にアンサンブル、オーケストラ等でフリーランスの音楽家として演奏活動を行っておられます。フリーランスの仕事として、コンサートや依頼演奏の他、講師の仕事などもされています。


career16_2_2まず初めに、フリーランスのメリット・デメリットを教えていただきました。メリットは、やりたい仕事を自分のペースで決めることができることです。仕事の幅も広がり、人との縁が繋がっていく。仕事において自分に決定権があることは、フリーランスならではの魅力だと感じました。逆にデメリットは、全て自己責任になるため、普段から自己管理をしっかりすることが何よりも大切だとおっしゃっていました。



career16_2_4授業の後半では、生演奏をしていただきました。曲は「J.S.バッハ作曲:無伴奏パルティータ3番よりプレリュード」と「アメイジンググレイス」の2曲です。教室で演奏していただいたので、机3列分くらいの距離でとても近く、アレンジも加えられた演奏で、とても迫力のあるすばらしい演奏でした。実際に聴いてみるまでは、大変失礼なのですが、ヴァイオリンを生で聴くと眠たくなってしまうのではないかと思っていました。けれど、この近さで聴くことが人生で初めての体験だったので、眠たくなってしまうどころか眠気が飛ぶほどのステキな演奏でした。


career16_2_3最後に吉川さんが、「信頼関係が大切で、”あなたが良い”と言ってくれる人を何人つくれるかが要になってくる」とおっしゃったときに、これはフリーランスに限らず、どの職業にも共通することだと思いました。これから就職するにあたって、人との関わりは本当に大切になってくると思うので、私もこのように考えて信頼関係を築いていきたいです!吉川さん、ありがとうございました。

先生のコメント

今回お世話になりました ヴァイオリン奏者 吉川哲波さんからコメントをいただきました。

この度はステキな機会をいただき、ありがとうございました。とても熱心に話を聞いてくださり、感想文では演奏についてもたくさんうれしい言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。短い時間でしたが、生の演奏もお届けすることができて良かったと思っております。

今回はこれからお仕事を決められる皆さんに向けて、私が普段、自分なりに決めていること、大切にしていることなどもお話させていただきましたが、音楽に限らず、働き方や職に対する考え方は本当に人それぞれだと思います。その中で皆さんが自分に合ったものを見つけるためのヒントや今までとは違う視点、新しい価値観を知るきっかけとして今回のお話がお役に立てれば幸いです。