京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 「ライフデザイン特論Ⅰ」で豆腐すくいを作りました ライフデザイン学科2年 S.H

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「ライフデザイン特論Ⅰ」で豆腐すくいを作りました ライフデザイン学科2年 S.H

kanaamituji17_15月23日(火)「ライフデザイン特論Ⅰ」の授業で、「金網つじ」の辻賢一先生にお越しいただき、豆腐すくいを作りました。熟練の職人である辻さんに、豆腐すくいの作り方を詳しく教わりました。






まず指先の使い方を教わり、針金をねじる練習をしました。次に豆腐すくいの豆腐をすくう部分を編みました。編み方は針金を2回ずつねじって、六角形の亀甲(きっこう)模様を編んでいくというものでした。初めは、均等な六角形を編むことに苦労しましたが、コツを掴んだらキレイに編むことができました。


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kanaamituji17_21時間ぐらいかけて小さな豆腐すくいを完成させることができました。 その後は、「金網つじ」についてお話を伺いました。実際に辻さんが作られた茶こしやゴマいり、籐どうしなどたくさんの商品を見せていただきました。どれもすばらしい作品で、繊細で美しいものばかりでした。




kanaamituji17_5私は、普段このようなものづくりをする機会が少ないので、とてもいい体験ができました。自分で作った豆腐すくいを使って食事するのが楽しみです。貴重な体験をさせていただいて、ありがとうございました。






先生のコメント

濵田先生

豆腐すくいは小さな作品ですが、辻さんが作ったものは網目が整っていて、しかも金網なのにふんわりと編まれている印象ですね。針金に余計な負担がかかっていないので、針金の交差部分の劣化が少ないそうです。

辻さんは伝統を守りつつも、時代のニーズをとらえて次々と新しい商品を発表され、海外へ出向かれることも多いそうです。もう1人来てくださった職人の方は若い女性で、金網の仕事に魅せられて、他の仕事を辞めて「金網つじ」に飛び込んで来られたそうです。このような美しい手仕事を大切に暮らしていきたいですね。まずは京野菜料理実習で冷やっこをマイ豆腐すくいでいただきましょう。