京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ ミニプレゼン大会で優勝しました!! ライフデザイン学科1年 M.K

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ミニプレゼン大会で優勝しました!! ライフデザイン学科1年 M.K

6月1日(金)1年生の必修科目「プレゼンテーション演習」で、ミニプレゼン大会が行われました。ミニプレゼン大会は、前もって各クラスで選ばれた代表15名が2分間のプレゼンをして、その中から優勝者を決めるというものです。私自身、人前で何かをするのは苦手で、15名の中にいること自体が不思議でした。でも、どうしても伝えたいことがあったので全力で挑みました。

私がプレゼンしたテーマは、「みんなに知っておいてほしいこと」です。テーマは至って普通なのですが、内容は、私自身が当事者であるバイセクシャル、大きくまとめてLGBTについてでした。テーマや内容は自由だったので、当初この内容にして良いのか、とても悩みました。 過去に当事者であるとカミングアウトして友人関係が崩れたこともあり、今回も受け入れてもらえないかな…と思いました。でも、当事者である私が逃げちゃダメだと思い、LGBTの現状を知ってもらうべく、この内容でプレゼンすることを決めました。

他の人はバイトのことやペットについてなど、親しみやすい内容ばかりでした。「私だけまじめな内容でおもしろくないし、やっぱり変えた方が良かったかも…」とプレゼンする前まで焦りでいっぱいでした。でも「みんなに知ってほしい」、その一心でプレゼンをしました。もちろん緊張もしたし、プレゼンをした後の友人関係がどうなってしまうか、周りにどういう目で見られるか、不安でいっぱいでした。

その後、3分間の質問タイムがあり、手があがっているのを見て、内容に興味を持ってくれたのかなと思いました。少しでも知ってもらえる機会にしたいと真剣に答えながら、「もしかして受け入れてもらえてる…?」と少し安心しました。

結果発表では、私自身ランクインするなんて思っていなかったので、少し気を抜いていました。そんな中、1位発表で名前を呼ばれたので、本当に驚きました。プレゼン発表順も15人中7番目で、記憶に残っているかも危ういと思っていたのですが、それだけ私に投票してくれた人がいて、誰かの心を少しでも動かせたのかなと思うと、うれしさでいっぱいでした。

私のプレゼンを聞いて、少しでも多くの人にLGBTについて知ってもらえたかなと思うと、とても誇らしく思います。何事も理解を深めるのに大事なのは、まず知るということだと思っているのですが、今まで当事者であることをできるだけ隠して過ごしてきました。でも当事者が声をあげないとLGBTについて知る機会はなくなります。だから今回はまず知ってもらう機会にしてもらいたいと思い、プレゼンをしました。改めて、勇気を持って伝えるって本当に大事だということを知り、人として成長することができた1日でした!!

先生のコメント

小山先生

優勝おめでとう!!圧勝でしたね。発表前、M.Kさんの緊張が伝わってきたので、練習の成果が発揮できるか心配していました。でもその心配は杞憂に終わりました。堂々とした立ち居振る舞いで、内容も理解しやすい展開で構成されていて、時間も2分ジャストでした。

授業で、プレゼンテーションとは「聴いてくれる人へのプレゼント」「聴いてくれる人の気持ちを動かすこと」と紹介しました。今回のM.Kさんのプレゼンを聴き、私は勇気というプレゼントをもらい感動しました。これからの学生生活は自信を持って、さまざまなことに挑戦し、さらに成長してください。