京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 創作和菓子を作りました ライフデザイン学科2年 Y.U

学生ブログ

創作和菓子を作りました ライフデザイン学科2年 Y.U

6月27日(水)と7月11日(水)の2回に渡って、「和菓子店 青洋(せいよう)」の青山先生に学校に来ていただいて、創作和菓子の授業をしていただきました。

和菓子は古風なイメージでしたが、青山先生は、生活の中でおもしろいと思ったことや感動したものなどを和菓子の技術を用いて表現されていて、イメージとはまるで違いました。現代的なものが多くて、こんな和菓子もあるのだととても驚きました。また、色使いや細部までの作り込みがすごくて、食べてしまうのがもったいないと思ってしまうほどのステキな作品ばかりでした。



6月27日(水)の授業では、それぞれの思う「美しさ」をテーマとし、「こなし」と「きんとん」で作りたいデザインを考えました。こなしは、考えたイメージを直接的に表現し、きんとんはイメージしたものの色を取り出して、抽象的に表現します。青山先生が過去に作ってこられた作品を見せていただき、さまざまな表現技法も教えていただく中で、自分の作りたい和菓子のイメージがだんだんと固まってきました。しかし、どのようにしてそれを表現するとよいかなど迷ってしまいました。そのとき先生に助けていただいたことで、みんな思い思いのデザインを考えることができました。

7月11日(水)は、以前考えたデザインの和菓子を実際に作りました。先生が用意してくださった生地に色をつけ、包餡(ほうあん)し、その後それぞれのイメージに沿って作っていきました。私のイメージしたものは「花火」でしたが、染色する生地の多さと細かい作業が多くて、とても大変でした。なかなか思うようにできなくて、困っていたときに先生に手伝っていただいたおかげで、イメージ通りのこなしを作ることができて満足しました。


次にきんとんを作りました。京都特有のつくね芋を主に使用した生地を染色してそぼろ状にし、こしあんにつけていきました。そぼろを潰さないようにきんとん箸で色のバランスを見ながらそぼろをつけていく作業が、センスを必要とするので難しいなと感じました。

最後に全員の作品を見ましたが、みんなのキレイな色使いと発想のおもしろさに、見ていて楽しくなりました。和菓子を職人の方から教えていただく機会なんて滅多にないと思うので、とても楽しい授業でした。青山先生、お忙しい中楽しい授業をしていただき、ありがとうございました!




先生のコメント

濵田先生

青山先生の和菓子は色使いは控えめですが、自由で、とても個性的で、そして菓銘(和菓子の名前)がステキです。授業では、学生が感じたイメージを大切にしながら表現方法のアドバイスをしていただいたので、個性的な和菓子作品ができあがりました。

その中でもY.Uさんの作品はとても細工が細かく丁寧で、先生が褒めてくださいましたね!京都ならではの授業ができたこと、うれしく思います。できあがった作品は自分で点てたお抹茶とともに、おいしくいただきました。