京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 秘書検定二級に合格しました! ライフデザイン学科1年 M.N

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秘書検定二級に合格しました! ライフデザイン学科1年 M.N

2月20日(土)に秘書検定のホームページにて、第123回秘書技能検定試験二級の合否発表が開始されました。待ちに待った結果は「合格」で、早速家族に報告しました。

「秘書検定特講」を受講し始めた当初は、問題集の「不適当なものを選べ」というものに対して「全部、不適当なのでは?」と首を傾けていましたが、何度も何度も繰り返し解いていくうちに「これは正解、これは不適当」と少しずつコツをつかめるようになりました。

過去の話になりますが、私は高校生のときに「秘書検定を受けてみたら?」とお世話になった先生から勧められたことがありました。当時の私は「人を支える仕事には向いていない性格なので…」と秘書検定に対して消極的で、結局受験することはありませんでした。しかし、短期大学に入学し、実際に勉強してみると秘書としての知識が身につくだけでなく、社会人として日常的に求められるビジネスマナーや、他者への配慮の仕方も学ぶことができ、「もっと早く秘書検定に触れておけば、プラスになったこともあっただろうな…」と今更ながら後悔しています。

問題を解くとき、頭の中の私は立派なビルを構える企業に務めている秘書で、日々様々な問題にぶつかっています。時には先輩秘書として後輩と一緒に問題解決に取り組んだり、失敗(不正解)することもありますが、お茶出しのマナーから電話対応、社内外での振る舞いまで、幅広いシチュエーションで起こる問題解決の方法を社会に出る前に知ることができ、大変有意義な経験ができたと思います。


最後になりますが、私が秘書検定に触れて一番大きな学びになったと思うことは「気遣いも一歩間違えれば余計なお節介」になり得るということです。前期に受講した「女将論」でも同じ内容を教わったのですが、学生としての気遣いと、社会で求められる気遣いは全くの別物であることを秘書検定の試験勉強を通して痛感しました。自分が相手のためを思ってしたことも、結局は「自分が」という前提がある以上、相手の捉え方によっては「ただのお節介」として受け取られてしまう恐れがあり、そこが問題集と現実世界の両方において、一番難しいポイントなのではないかと個人的に感じています。


「相手の気持ち(立場)になって問題を読み解く」ことが秘書検定の問題を解くコツだと教わりましたが、本当にその通りだと思います。「私」という概念を捨てて「相手」になりきること。そして相手への正しい配慮を制した者が、良好な人間関係を構築できること。それらを現実世界で実現するのは非常に難しいことですが、検定を通して間接的に社会勉強ができたこと、「秘書」という仕事の難しさを体感できたことを大変うれしく思います。


今後は、秘書検定二級の資格を取得しただけで終わらず、就職活動においても授業や検定で学んだことを積極的に活かしていきます。


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