老年期の患者さん一人ひとりに寄り添う看護を学びます。
老年看護学演習では、2年次の授業において、「高齢者疑似体験セット」を装着し、高齢者の加齢による変化の疑似体験をしています。この演習では、視覚障害や難聴、関節拘縮、皮膚感覚の違和感などを経験します。「お箸を使う」、「絵を描く」、「新聞を読む」、「階段の上り下り」などを体験し、加齢による身体的・精神的変化が日常生活にどのように影響をおよぼしているのかについて考えます。高齢者役、看護師役、観察者役という役割を経験し、それぞれの視点で気づいた点や疑問に思った点などを発表し、意見交換を行うことで高齢者への理解を深めています。さらにどのような看護が必要かを考えます。